はやぶさ2、7月11日に2回目の着地へ JAXA会見(全文1)科学的意義が高い
半径3.5メートルの楕円内へのタッチダウンを目指したい
タッチダウンの名称ですけれども、われわれ運用にいつもIDを付けていまして、今回は「第2回タッチダウン」ですが、名前はPPTDという名前になります。ピンポイントタッチダウンの略なんですが、これは第1回もピンポイントタッチダウンだったじゃないかというご指摘を受けるかと思いますが、これはプロジェクトの歴史上の経緯で、こういう名前でずっと打ち上げ前から計画していた名前ですので、こういうふうになっております。 14ページにタッチダウン地点の詳細図をお付けしております。14ページの左側の図が右下にクレーター、図示はされていませんがクレーター本体があって、そこから左上ですね、北西、北北西ですかね、の方向にC01-Cbというエリアがあります。C01-Cbの中心はターゲットマーカがある地点からは2.6メートル離れた地点です。だから非常に近いです。この地点を中心に選んでいます。ターゲットマーカを中心に選ぶわけではないですね。これは一番安全エリアを広く取れる中心を選ぶとこのようになりますということになります。そのC01-Cbの中心、ちなみにこの黄色い楕円は半径3.5メートルです。だいたいこの3.5メートル以内にタッチダウンできるように目指したいと考えています。 右側の図はそのC01-Cbエリアを拡大した図になります。これ、われわれ、主にこういう右の図を見ながら、本当にこの地形は、この地域は安全なのかというのをずっと評価してきました。左側の図で見ると結構平らに見えるんですけども、右側の図で見ると、拡大して見ると、そこそこ目立つ岩がある。目立って嫌なものから順に名前を、われわれ付けていまして、それで、ちょっとこれ愛称になってるんですが、三途岩とか積み岩とかという名前を付けてありますが、これはわれわれが解析上、意識して安全かどうかを評価していたものになります。 【書き起こし】はやぶさ2、7月11日に2回目の着地へ JAXA会見 全文2に続く