V6今年11月に解散 ソロ活動は自然な流れか
1995年に結成以来、男性アイドルグループとして多彩な活動を続けてきたV6が今年11月1日をもって解散することがわかった。所属のジャニーズ事務所が12日、公式サイトでメンバーからのメッセージとともに発表、マスコミ各社が報じると大きな反響を呼んだ。メンバーの森田剛(42)が同事務所を退所、坂本昌行(49)、長野博(48)、井ノ原快彦(44)、三宅健(41)、岡田准一(40)は引き続き所属しソロで活動する。また、V6のグループ内ユニットであるトニセンこと20th Century(坂本・長野・井ノ原で構成)は存続、カミセンことComing Century(森田・三宅・岡田で構成)はV6解散とともに活動を終了する。
デビュー以来安定のグループ、最近は個人活動目立つ
ジャニーズ事務所の発表によると、2019年頃からデビュー25周年に向け6人で話し合う機会が増え、「メンバー全員が40歳を迎えて向き合うV6の節目は、人生そのものと向き合うことを意味しておりました」とのことだ。そんな中、森田からこれからは事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたいとの発言があり、ほかの5人のメンバーもその思いを受けとめ何度も本音で話し合った結果、全員で解散という結論を導き出したという。 「V6はデビュー以来、メンバーチェンジもなく安定した活動を続けてきたグループです。ルックス面だけではなくダンスのきれいさや歌のうまさにも定評があるほか、ファン思いのグループとしても親しまれてきました」と話すのはアイドル情報メディアの50代男性ライター。 「2005年にデビュー10周年を記念した全国6大都市握手会が開催されたのですが、これも『ここまで来れたのも支えてくれたファンの皆さんのおかげ』と、メンバー自身の発案による企画だったんです。そんなメンバーの気持ちに呼応するように、握手会の先陣を切った11月6日の東京ビッグサイトでは朝8時受付開始なのにも関わらず6時にはもう長い行列ができていました。大きな東京ビッグサイト西棟がみるみるファンで埋まっていく光景は印象的でしたよ。当初は午後1時に受付を締め切ると告知されていたんですが大盛況で、結局午後5時まで延長して午後8時ごろ終了。取材していても、終始ものすごい熱い現場だったのを覚えています」(前出・ライター) メンバーの思いとファンの熱量がグループを支える原動力だったのだろう。そんな安定感のあるグループだっただけに解散のニュースは衝撃的でもあった。ネット上には「ぜんぜん気持ちが整理できない」「後ろ向きな解散ではないというがやっぱ寂しいな」と、解散を惜しむ声が躍る。中にはジャニーズの他のグループにも言及し「SMAP、TOKIO、V6みんな大好きだったよ。いつか、みんな復活して欲しいな」との声も。ジャニーズ事務所では16年末にSMAPが解散、18年9月には約1年の活動休止を経てタッキー&翼が解散。さらに20年末で嵐が活動を休止。TOKIOは長瀬智也が今月末で退所、城島茂はじめ3人で存続。少年隊はグループ名は残しているが今後の活動予定はない。 「ジャニーズ自体が大きな節目を迎えている中でのV6解散となりますが、最近はグループとしての活動よりも舞台や映画、ドラマなどでのそれぞれの活動のほうが目立っていました。個々が高いスキルを持つ人たちなので、ソロ活動へ入っていくのは自然な流れといえるかもしれません」(スポーツ紙40代女性記者) まだ解散まで時間はあるが、V6メンバーそれぞれの今後の活躍を見守りたい。 (文:志和浩司)