スペイン代表FWモラタが驚きの過去を告白「夏の大会が代表での最後の試合と決めていた」
ミランに所属するスペイン代表FWアルバロ・モラタは、今夏のEURO2024終了後に代表から身を引くつもりであったようだ。11日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。 現在31歳のモラタはレアル・マドリードの下部組織出身で、2012-2013シーズンより正式にトップチームへと昇格を果たした。2014年7月にはユヴェントスに加入し、翌シーズンには公式戦47試合出場12ゴール9アシストを記録して国内三冠に貢献。以降はレアル・マドリードへの復帰、チェルシーでのプレーを経て、2019年1月にレンタルでアトレティコ・マドリードに加わった。翌年7月からは完全移籍に移行し、ユヴェントスへのレンタルを挟んでアトレティコ・マドリードへと復帰。今シーズンから加わったミランでも、開幕からここまで公式戦8試合出場2ゴール1アシストを挙げている。 今月に行われるUEFAネーションズリーグ(UNL)に向け、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督からスペイン代表の招集メンバーに選ばれたモラタ。そんな同選手は先日にスペインのラジオ局『COPE』のインタビューで、自身が長らく精神的な問題を抱えながらプレーしていたことを告白した。 12日に開催されるデンマーク戦の前日会見に出席したモラタは、「だいぶ調子が良くなったよ」と精神の状態についてコメント。「シャツを見るたびにワッペンがひとつではなく、ネーションズリーグとEUROのふたつ付いている。僕の中では、この夏の大会が代表チームでの最後の試合と決めていたんだ」と前述の問題を理由に代表を引退する意向だったと告白した。 一方で、「監督やチームメイトが続けるように言ってくれたんだ」と心変わりした要因を説明。「ワールドカップが来月だったらよかったのにね」と述べながら、「最大の成功はEURO制覇でもネーションズリーグ優勝でもなく、ここに来たチームメイトがずっとプレーしていることだ。サッカー界ではめったに見たことのない雰囲気がある。スペインには素晴らしい選手がたくさんいる」と好調を維持する“無敵艦隊”としての自信を示している。
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