コルグの4Kハイレゾ配信「Live Extreme」にFire TV/Android TV版視聴アプリが登場。Apple TV版も後日追加
コルグは、同社のインターネット動画配信システム「Live Extreme」を、Apple TV、Fire TV、Android TVから再生できるSTB(セットトップボックス)版アプリ「Live Extreme Experience」の提供を順次開始する。 【画像】「Live Extreme Experience」アプリの対応デバイス一覧(2024年8月時点) Fire TV版/Android TV版は本日から各アプリストアにて提供開始。Apple TV版は、ダウンロード可能になりしだい改めてアナウンスされる。今年6月に開催されたイベント「OTOTEN2024」にて参考出展されたアプリが、正式リリースされた格好となる。 Live Extremeは、コルグが2020年9月に発表した “業界市場最高音質” を謳う動画配信システム。オーディオ・クロックを配信システムの軸とした「オーディオ・ファースト思想」に基づき、最大4K解像度の映像だけでなく、ロスレス・オーディオやPCM 384kHz/24bit、DSD 5.6MHzまでのハイレゾ・オーディオの高音質ライブ配信に対応する。 すでに150公演以上のコンサートやライブの配信に採用されている上、2023年からはAURO-3D、ドルビーアトモス、MPEG-H 3D Audioといった立体音響フォーマットをサポートしている。 Live Extremeは専用アプリを使用せずとも、PCやスマートフォンのウェブブラウザから高音質で視聴することができるが、マルチchや立体音響の再生時はPCの設定が煩雑になるなどの課題を抱えていたという。 この度リリースされるLive Extreme Experienceは、Apple TV/Fire TV/Android TVからLive Extremeコンテンツを再生できるネイティブ・アプリとなっており、上述の立体音響フォーマットのマルチスピーカー再生もサポート。 対応デバイスでは最大 192kHz/24bit 8chのロスレス/ハイレゾ音声再生や、AURO-3D/ドルビーアトモスのHDMIパススルー、最大7.1chのMPEG-H 3D AudioのデコードおよびHDMIパススルーなどが可能だという。映像面では、Dolby Visionをサポートしている。 アプリ内からは、Live Extremeのデモ・コンテンツ、無料コンテンツを楽しめるのはもちろん、シリアル・コードの入力により外部コンテンツにアクセスし、Live Extreme提携サービスが配信する有償コンテンツを視聴可能。8月24日(土) 19時からLive Extremeにて有料配信予定の音楽イベント「HAVANA1950 presents “Havana Hiroo Orchestra” ~A New Musical Expression~」も、さっそく本アプリが使用されるとのこと。 Live Extreme Experienceアプリの現時点での対応デバイスは、「Apple TV 4K(第2世代/第3世代)」、「Fire TV Stick 4K/4K Max(第2世代)」「Fire TV Stick(第3世代)」「Fire TV Cube(第3世代)」、「Chromecast with Google TV(4K/HD)」など。デバイスや視聴環境によっては再生できないフォーマットがあるため、対応状況はLive Extream公式サイトなどで確認されたい。
編集部:成藤 正宣