10ギガ光回線は本当に必要なのか? 選んだ理由や利用後の満足度が明らかに
近年、インターネット業界では10Gbpsの超高速光回線サービスが急速に普及している。しかし、この速度が本当に必要なのか、疑問に思う人も少なくないだろう。そこで今回は、10ギガ光回線を実際に利用しているユーザーを対象とした調査結果を紹介し、10ギガ光回線の実態と必要性について探ってみよう。 【画像でわかる】10ギガ「フレッツ 光クロス」なのになぜ遅い!? 自宅のハブとLANケーブルに落とし穴が
最も多く選ばれている10ギガ光回線はNURO光
調査は、NEXTが運営する情報メディア「ネットのいろは」にて、インターネット(光回線)10ギガユーザー100人を対象に実施された。最も多くのユーザーが利用している光回線は「NURO光」で、全体の25%。NURO光は通信速度の速さで定評があり、2024年10月には新マンションプランも開始されたことから、今後さらに利用者が増加する可能性がある。 2位は「ドコモ光」(22%)、3位は「auひかり」(21%)、4位は「ソフトバンク光」(12%)と続き、筆者が使用している「フレッツ光クロス」(10%)は5位にランクイン。上位には大手キャリアの光回線サービスが多く名を連ねており、既存の携帯電話契約とのセット割引なども魅力となっているようだ。
10ギガ光回線に乗り換えた最大の理由は「速度が速くなるから」で、全体の35%を占めている。その他にも、「リモートワークで不自由なくネットを使いたいから」や「オンラインゲームを快適にプレイしたいから」といった理由が挙げられており、高速で安定した通信環境へのニーズが高いことが伺える。 では、実際に使ってみての満足度はどうだったのだろうか。
10ギガ光回線導入後にも必要性を感じたのは85%
調査結果によると、10ギガ光回線を導入したユーザーの93%が通信速度の改善を実感している。「通信速度が数値的に速くなった」(26%)、「通信速度が体感的に速くなった」(25%)、「通信速度の安定性が増した」(22%)、「ゲームや動画視聴が快適になった」(20%)といったポジティブな回答が寄せられており、10ギガ光回線は単に理論上の速度だけでなく、実際の使用でも速さを感じられるようだ。