「めっちゃ怖い」 PSPバッテリーを長年放置→“背筋が凍る状態“が1300万表示…… ソニーの見解は
不使用のPlayStation Portable(PSP)が家に転がっている人は気を付けて――。はちきれんばかりのバッテリーに関する注意喚起が約1300万回表示されるなど、拡散されています。 【画像】大きく膨らんだPSPバッテリー
膨らんだバッテリーには火災の恐れ
投稿したのはX(Twitter)ユーザーのわんわんおさん。使っていないバッテリーは破裂や火災の危険があると、自身の所有物をもって示しました。バッテリーは下半分が膨れ上がり、今にも破裂しそうな雰囲気です。 PSPに限らず、リチウムイオン電池は経年劣化で膨張する性質を持ち、発火や破裂につながる可能性があります。 バッテリーの問題は過去にも話題となり、ネット上に相次いで類例が寄せられました。ねとらぼ編集部が発売元のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)に取材したところ、バッテリーの扱いについて以下の回答が得られました。 バッテリーパックには寿命があります。使用回数を重ねたり、時間が経過するにつれバッテリーの持続時間は少しずつ短くなります。持続時間が大幅に短くなったり、バッテリーパックが膨らんだりしたときは使用を中止してください。バッテリーカバーが無い状態でのご使用は事故やけがの原因となります。なお、バッテリーパックの寿命は、保管方法や使用状況、環境などにより異なります。 長期間使わないときやお手入れをするときは、電源コードや接続しているケーブルを抜き、本体からバッテリーパックを取りはずしてください。バッテリーパックは湿度の低い涼しい場所に保管してください。 このように、バッテリーを長期間使わない場合は電源を本体から外し、湿度が低く涼しい場所に保管するよう推奨されています。
今から20年前に発売……報告相次ぐ
PSPの初期型が発売されたのは2004年。時間が経過するにつれ、バッテリーが危険な状態になった人も多いようで、わんわんおさんのリプライには「めっちゃ怖い」「家のも膨らんでました」といった反応がありました。実際に多数の膨らんだバッテリーの写真も多数投稿されています。 なお、膨らんだバッテリーの処分方法についてSIEは「不要になったリチウムイオン電池は、金属部にセロハンテープなどの絶縁テープを貼ってリサイクル協力店へお持ちください。充電式電池の回収・リサイクルおよびリサイクル協力店については、一般社団法人 JBRC公式サイトを参照してください」と回答しています。
ねとらぼ