緊張高まるゴラン高原 イスラエルが砲兵陣地を構築
ゴラン高原、イスラエル占領下、9月20日 (AP) ― レバノン南部の国境地帯で緊張が高まりをみせる中、イスラエル占領下のゴラン高原では、イスラエル軍の新たな砲兵陣地の構築が進んでいる。 イスラム教シーア派武装勢力ヒズボラに対する大規模な通信機器の一斉爆発を受けて、最高指導者ナスララ師がイスラエルへの攻撃を毎日続けると宣言。 北部国境周辺から避難を強いられたイスラエル住民は、ガザでの戦争が終結するまで故郷に帰ることはできないと述べた。 ポケベルや携帯用通信機を持つ数千人のヒズボラ戦闘員を標的にした2日連続の同時爆発の裏には、イスラエルがいるとみられており、ヒズボラとイスラエルの間で11カ月にわたってほぼ毎日繰り広げられてきた砲撃戦が、全面戦争にエスカレートするのではないかという懸念が高まっている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)