パレスチナ人の遺体を投棄 イスラエル兵が西岸地区で
ヨルダン川西岸地区、パレスチナ自治区、9月20日 (AP) ― イスラエル占領下のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区北部で9月19日、家宅捜索を終了した複数のイスラエル兵が、建物の屋上から3人の遺体を投棄する現場をAP通信の記者が目撃し、その映像を入手した。 イスラエル-ハマス戦争勃発以降、パレスチナ人に対するイスラエル兵の過剰な武力行使が指摘されてきたが、これはイスラエル軍による明らかな違反行為の最新の具体例といえよう。 イスラエル軍は、「これはイスラエル国防軍の価値観と、イスラエル国防軍兵士に期待されるものとは一致しない重大な事案であり、現在調査中である」とのコメントを出した。 この日カバディヤで行われた家宅捜索で、イスラエル兵は過激派4人を殺害した。 AP通信が入手した映像には、3人のイスラエル兵が屋上で遺体を建物の縁まで引きずり、地上で他の兵士が見守る中、投棄する様子が捉えられている。 また近隣の建物でも、遺体を屋上から投棄する瞬間が写っている。 国際法では、敵の戦闘員を含む死体が丁重に扱われることを保証することになっている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)