小池都知事が記者会見8月14日(全文1)旅行・帰省・夜間の会食控えて
多い日は200人以上が熱中症で救急搬送
そしてもう1つ気を付けなければならないポイントがありますね。熱中症です。連日熱中症の警戒アラートが発表されておりまして、本当に危険な暑さと言える段階かと思います。ここ数日、多い日は200人以上の方が熱中症によって救急搬送されておりまして、東京消防庁では救急隊の出動状況に応じまして臨時に救急隊を増やして、救急隊そのものを増やして、対応もしているということであります。 この夏、ご自宅でお過ごしになる方、多いと思いますが、8月以降、熱中症で搬送された方の発生場所をご覧いただきたい。約4割がおうちなんですね。そしてさらにそのうち入院を要する、これも同じ言葉を使いますが、中等症以上の、熱中症の中等症以上の方の搬送車は65歳以上の高齢者が約85%。コロナもそうですけれども、熱中症についてもご高齢の方はどうぞお気を付けいただきたいし、また、エアコンをつけずに熱中症となって、そして重篤になった事例というのも複数ございます。 再三再四のお願いですけれども、屋内でお過ごしの場合はエアコン、扇風機などをうまく活用してください。そしてその上で3密のうちの密閉を回避する。そのために窓を時折開けていただいて室内の風通しを良くすること、これを心掛けていただきたいと存じます。また、病院に行こうかどうしようかといって迷った際、救急車を呼ぶのもなと、どうしようかなといったときは、迷ったときには♯7119、こちらのほうで東京消防庁の救急相談センターにつながりますので、こちらをご利用いただきたいし、また、まだまだ夏、残暑が続きます。そういう中で、特別な夏である今年につきましては、新型コロナウイルス感染症、これに加えて熱中症の対策、同時に行うようにお願いを申し上げたいと存じます。
東京国際クルーズターミナルが9月10日開業
それから次に、まったく話が変わるんですが、熱中症が今の2つ目の項目でございましたが、久しぶりにまったく違うテーマでいきます。東京の新たな海の玄関口、東京国際クルーズターミナルが9月の10日の木曜日に開業するというお知らせであります。これまで東京港におきましてはクルーズ客船を晴海の埠頭で受け入れてまいりましたが、最近は客船がどんどんと大型化しているということで、レインボーブリッジの下を通過できないぐらいの高さのある客船が増加している。それに対してどのような対応ができるかということで、臨海副都心の青海地区、青い海と書いて青海地区、こちらに東京国際クルーズターミナルを整備いたしましたが、こちらでは世界最大の大型客船も受け入れることが可能であります。そして将来的には、東京の観光振興に弾みをつけるということを期待しております。 現在は新型コロナウイルス感染症の影響で、客船の運航そのものが世界的に停止をしている状況でありますが、当面は具体的にどの船が来るということではありませんけれども、日本の船会社が国内クルーズの再開に向けて検討中ということも聞いております。船会社の感染症対策を見極めました上で、ターミナル内も徹底した対策を取って、そしてこの客船を受け入れてまいりたいと考えております。そしてまた、都民の皆さま方には、臨海副都心の新たなランドマークになりますので、ぜひこの施設で楽しんで、親しんでいただけますように、また、イベントなどにもご活用いただければと思います。 東京国際クルーズターミナル、先ほど申しましたように9月の10日の木曜日の開業になります。一般の公開になります。そして海に面しました施設で展望デッキから、開放感にあふれる景色を楽しむことができることになります。感染症対策はもちろんいたしまして、入り口で検温したり、マスクを着用していただくなど、ご協力をたまわりたいと思います。そしてご来館の際は、東京版新型コロナ見守りサービスですね。こちらのほうの登録も、ぜひお願いを申し上げたいと存じます。私のほうから3点についてご報告、お知らせをさせていただきました。ではどうぞ、幹事社さん。