【カジノだけじゃなくて婚活まで⁉】今のマカオを訪れるべき7つの理由
さらにはF1ファン必見の「マカオグランプリ博物館」へ。モナコのように中の一般道がカーレース場になりデッドヒートが繰り広げられる「マカオグランプリ」は誰しも一度は見たことがあるでしょうが、「マカオグランプリミュージアム」は、実際のマシンが展示されるなどファンにはたまらない内容。実は私、モータースポーツにはまったく興味なかったのですがゲーム感覚で参加できるシミュレーションマシンも多く、にわかレーサー気分で楽しめました。
【06】移動もLRTでラクラク
マカオ唯一の鉄道である高速交通システムLRT。これまでは、主要ホテルが密集するコタイ地区から、聖ポール天主堂などのある「マカオ歴史市街地区」に行くには、バスやタクシーの利用が必要でした。でも、2023年12月に媽閣駅まで延伸したおかげで、マカオ観光がとてもスムーズに! 乗り降りには日本のSuicaやPASMOのようなマカオパスを購入するか、券売機でトークンを購入します。運賃は最初の3駅は6パタカ(110円くらい)、4~6駅までが8パタカ(150円くらい)、7~10駅は10パタカ(190円くらい)とリーズナブルでした。
【07】マカオでまさかの婚活?
さて、ここまで旅行客としてマカオの楽しさをご紹介してきましたが、ここからは筆者自身が気づいたマカオの魅力。それはずばり、移住先としてのマカオです。治安、よし。ごはん、おいしい。街、きれいで歴史もあり面白い。仕事、どうにか見つかりそう……となれば、もう日本を去っても良いのかなって。
また、社会保障の面においても、先述の通りマカオにはカジノがあるため、国の経済に余裕があるようで、かなり先進的。たとえば、労働ビザやスポンサー企業がなくてもマカオに居住できる、妊婦や12歳以下の子ども、65歳以上の人は医療費が無料、毎年政府から富の還元として1万パタカ(約19万円)が支給される……などなど。こんなおいしい話は他にあまりないわけで、当然のごとくマカオへの移住希望者は年々増えているそうですが、どうやったらマカオID(永住権)が取れるのか、と言えば一番手っ取り早いのは結婚かな、と。 この結婚も、通常配偶者ビザをとるためには“実態を伴う(つまり同居しての)婚姻状態”が3年以上必要な国が多いのですが、マカオの場合にはゆるく、籍さえ入っていれば別居婚でも構わないんだそうです。ということは……求む、マカオのパートナー。日本を出ていきたい男女へ向けて、マカオとの婚活斡旋会社を立ち上げようかと本気でもくろんでいます。
写真・文・編集/秋山 都(WebLEON) 取材協力/マカオ政府観光局