【高校野球】早稲田実業が投手戦制す エース・中村心大が10回144球無失点で16強入り
◇第106回全国高等学校野球選手権大会 第9日 第3試合 早稲田実業1×-0鶴岡東(15日 甲子園球場) 【画像】117球7奪三振完封で16強入りした岡山学芸館先発の丹羽知則投手 15日の第3試合は早稲田実業の中村心大投手と鶴岡東の桜井椿稀投手の両左腕エースの投手戦となりました。 7回、鶴岡東はチーム2本目のヒットで先頭が出塁します。その後送りバントで2塁に進めると申告敬遠で1アウト1塁2塁とします。このピンチを早稲田実業の中村投手は空振り三振とサードゴロで切り抜けました。 そのウラ、今度は早稲田実業がヒットとフォアボールなどで1アウト2・3塁のチャンスを作ります。ここで鶴岡東の桜井投手は代打の松尾佑真選手をスリーバント失敗に打ち取ると、続く中村投手を三振に仕留め得点は許しませんでした。 両チーム無得点で迎えた10回、ランナー1塁2塁から始まるタイブレークで守る早稲田実業はバントや盗塁を阻止し無失点で終えるとそのうらの攻撃、送りバントと敬遠で1アウト満塁とすると打席には中村投手。桜井投手の初球をとらえるとライトへのタイムリーを放ち投手戦を制しました。 勝利した早稲田実業の中村投手は10回144球6奪三振完封の成績でチームをベスト16に進めました。