【ハイライト動画あり】明治大学、惜しくも敗北した100回目の早明戦を選手コメントで振り返る。ラグビー関東大学対抗戦
後半11分、敵陣22mライン付近のマイボールラインアウトから横に展開。最後は右CTB (センター)秋濱悠太(商4=桐蔭学園)が粘りのトライを見せ、17-12と逆転した。
その後、早大の流れに変わり失点が続く。37分、敵陣ゴールライン付近マイボールラインアウトの好機が訪れる。会場中に『明治コール』が鳴り響き、一気に明大ムードに。「明治の熱い声援が選手たちの1つのメンタル的な部分で助けになっていた」(檜山)。
モールでゴールラインまで前進し、先週末行われた関東大学ジュニア選手権の決勝で大活躍した藤井達哉(政経2=東福岡)がグラウンディング。左CTB平翔太(商3=東福岡)がコンバージョンキックを決め、早大と3点差まで詰め寄る。
ロスタイム4分間は、両者意地を見せる猛攻が繰り広げられた。しかし「詰めが甘かった」(左FL/フランカー最上太尊・商3=仙台育英)と、最後は得点につながらず24-27でノーサイド。80分間明大のプライドを体現し続けたが、惜しくも勝利には手が届かなかった。
今試合では、前節の帝京大学戦から大きな改善が見受けられた。特に、前半の入りの部分。「入りからしっかりエナジー100%で、早稲田っていう強い相手に対して強気の姿勢でいけた」(萩井)。
また、早明戦で負けた現実を受け止め、選手たちは前に向かっている。「今回の失敗を糧にさらに成長して、明治を勝たせられるプレーヤーになりたい」(WTB海老澤琥珀・情コミ2=報徳学園)。
明大は、12月14日(土)に全国大学選手権3回戦の東海大学戦を控えている。『奪還』に向け、木戸組の負けられない戦いが始まった。
文:井垣友希/撮影:久保田諒(明大スポーツ新聞部)
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