【ハイライト動画あり】明治大学、惜しくも敗北した100回目の早明戦を選手コメントで振り返る。ラグビー関東大学対抗戦
100回目の早明戦を祝うかのような快晴の中、伝統の一戦が行われた。「闘志を燃やしていこう」(SH/スクラムハーフ柴田竜成・営3=秋田工)と迎えた前半は、両者意地の張った戦いが繰り広げられ、明治大学は2点ビハインドの10-12で終える。 【ハイライト動画】早稲田大学 vs. 明治大学|100回目の早慶戦を制したのは早稲田
後半は早稲田大学のムードに飲まれるも、終盤に明大の意地を見せつける。しかし、あと一歩及ばず、100回目の早明戦を24-27と黒星で終えた。
試合開始直後、明大は敵陣でのプレーが続く。ゴールラインまで何度も攻め込むも、なかなかトライにつながらない。その中、早大にスキを突かれ、先制を許してしまう。
だが、明大はすぐに切り替え、勢いのあるアタックで早大のディフェンスを崩していく。前半17分、ゴールライン10m前のマイボールラインアウトからモールで左PR (プロップ)檜山蒼介(情コミ2=尾道)がインゴールに飛び込む。「あの場面で、もう絶対取り切らないといけないと思っていた。取り切れたことはすごくうれしい」(檜山)。
その後も、明大の重戦車が早大のFW(フォーワード)陣にプレッシャーを与え、チャンスをつかんでいく。28分、敵陣ゴールライン5m前のマイボールラインアウトからモールを組み、最後はHO(フッカー)西野帆平(文3=東福岡)がトライ。「ラインアウトの部分から精度良くできた」(西野)。
両校のルーキーSO(スタンドオフ)の多彩なキックで自陣、敵陣とボールの動きが激しい中、早大の意地のアタックで自陣深くまで攻められる。「亮太(服部・早大)が対面にいることによって、自分も負けたくないって気持ちになった」(SO/スタンドオフ萩井耀司・商1=桐蔭学園)。
前半終了間際、自陣ゴールライン5m前相手ボールスクラムから早大のBK(バックス)に展開され、失点。明大は10-12と、2点ビハインドで試合を折り返す。
「ディシプリンの部分はしっかり改善していこう」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎主将・文4=常翔学園)と挑んだ後半。明大の粘りのディフェンスから始まり、左WTB (ウイング)白井瑛人(商1=桐蔭学園)がターンオーバーを成功させる。このまま明大は勢いに乗っていきたいが、セットプレーでのミスが続き、好機をモノにできない時間が続いた。