三屋裕子さんが涙の弔辞 菊間崇祠さん告別式に約100人
高校女子バレーボールの名将で、4日未明に誤嚥性肺炎のために亡くなった菊間崇祠(きくま・たかし)さん(享年90)の告別式が12日、東京都世田谷区の斎場で営まれ、教え子の大林素子さん(サンケイスポーツ評論家)ら約100人が別れを惜しんだ。 【写真】五輪銅メダリストの三屋裕子さん 前日11日の通夜には約400人が参列。菊間さんは東京・八王子実践高を旧・春の高校バレー(全国高校選抜優勝大会)と高校総体で計10度の優勝に導き、多くの日本代表選手を育てた。 同高OGで1984年ロサンゼルス五輪銅メダリストの三屋裕子・日本バスケットボール協会会長は「『卒業したら絶対、先生に足を向けて寝てやるんだ』と思っていたのに、今となっては感謝の言葉しか出てこない」と涙声で弔辞を読んだ。 戒名は「香岳院排緊崇道清居士」。葬儀後に遺体を乗せた車列は旧・春の高校バレーの会場だった国立代々木競技場周辺を巡り、ゆかりの地に別れを告げた。(只木信昭)