女性に増えている息切れの正体を専門家が解説【呼吸と姿勢を改善する「呼吸筋ストレッチ」付き】
呼吸をするには、これだけの筋肉が必要!
<吸息筋> A:胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん) B:斜角筋 C:僧帽筋(そうぼうきん) D:傍胸骨内肋間筋(ぼうきょうこつないりょくかんきん) E:外肋間筋(がいろっかんきん) <呼息筋(こそくきん)> F:内肋間筋 G:外腹斜筋 H:内腹斜筋 I:腹横筋 J:腹直筋 ※出典:NPO法人安らぎ呼吸プロジェクト
<呼吸筋ストレッチ1>ウオーミングアップ
呼吸筋ストレッチは、就寝前や起床後、緊張をほぐしたいときにも◎。椅子に座って行っても効果は同じです! <呼吸筋ストレッチ1>ウオーミングアップ 呼吸筋ストレッチは、就寝前や起床後、緊張をほぐしたいときにも◎。椅子に座って行っても効果は同じです! 【1】肩の力を抜き、両足を肩幅に開く。 【2】「1、2、3、4」と4秒くらいのペースを心で数えながら息を吸い、ゆっくり肩を上げる。 【3】【2】と同様、「5、6、7、8、9、10」と6秒くらいのペースで息を吐きながらゆっくり肩を下げる。 【Point!】 「吸うときは鼻から吸い、吐くときは“スーッ”と音に出して口から吐くとやりやすいです」(松野さん・以下同)
<呼吸筋ストレッチ2>体幹のストレッチ
【1】頭の後ろで両手を組み、「1~4」の4秒ペースでゆっくりと息を吸う。 【2】「5~10」の6秒ペースでゆっくりと息を吐きながら両手を真上に伸ばす。手の甲は上に向け、背筋を伸ばしきる意識で! 【3】ゆっくりと呼吸を整えながら【1】の姿勢に戻る。 【Point!】 「組んだ両手をまっすぐ上に伸ばすことで、体幹を広範囲にストレッチ。猫背でふさがった胸まわりが気持ちよく開きます」
<呼吸筋ストレッチ3>背中のストレッチ
【1】胸の前で両手を組み、「1~4」の4秒ペースでゆっくりと息を吸ってから、「5~10」でゆっくりと息を吐く。 【2】息をゆっくりと吸いながら両手を前に伸ばして背中を丸めていく。そのとき、かかとに重心を置き、ひざを軽く曲げる。 【3】お腹をへこませて大きなボールを抱えるイメージで引き続き息を吸い、左右の肩甲骨を大きく広げる。 【4】【2】と【3】を「1~4」の4秒ペースで行う。そして、「5~10」の6秒ペースで息を吐きながら【1】の姿勢に戻る。 【Point!】 「背骨に沿って伸びる脊柱起立筋をストレッチ。背中まわりがほぐされ、姿勢の矯正にも役立ちます」 イラスト/うつみちはる 写真/PIXTA ※女性セブン2024年11月14日号