宇宙飛行士・野口さんが会見(全文2完)もうあとは発射に臨むだけ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士・野口聡一さんは10日午前、記者会見を行った。 【動画】宇宙飛行士・野口さんが会見 搭乗する民間宇宙船15日打ち上げ(2020年11月10日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「宇宙飛行士・野口さんが会見 搭乗する民間宇宙船15日打ち上げ(2020年11月10日)」に対応しております。 ◇ ◇
搭乗前の験担ぎはどんなことをするのか
読売新聞:読売新聞のナカイです。聞こえておりますでしょうか。 野口:はい、聞こえてます。 読売新聞:よろしくお願いいたします。前回の記者会見でも少し質問させていただきましたけれども、搭乗前の験担ぎの儀式についてなんですけれども、その後、いろいろ考えていらっしゃるということでしたので、その後どんなことをするか、例えばご家族との【接触 00:20:33】ですとか、そういったことがあるのか、その辺りをお聞かせいただけますでしょうか。 野口:打ち上げ前の験担ぎというか、トラディションっていうんですか、今回SpaceXで、今年Demo-2が上がって、われわれ2回目ということで、もちろんこのケネディ宇宙センターにはもういっぱい、いろんな伝統があるんですけども、「アポロ」時代、それからスペースシャトルも含めてですね。それらの【*** 00:21:03】ところを取りつつ、われわれとしては前回のDemo-2も含めて、新しい伝統を一からつくっていくんだという気概が、すごく【強くあります 00:21:14】。 例えば今回、このケネディ宇宙センターに移動するに当たって、隔離施設に入るのに当たって、ヒューストンを出るときに、関係者と、あと家族を呼んで、出発前の朝食を一緒に食べるって、これは実は「ソユーズ」のすごく美しい伝統なんですけども、【***マチ 00:21:41】を出るときに、本当にいろんな人たちを呼んで、一緒に朝食を食べて出ていく。それを今回、まねしてというか、取り入れて、ヒューストンを後にして。 一方で、ケネディ宇宙センターに着いたところで滑走路からランプに入って、タラップを降りるところから記者会見に臨む辺りは、スペースシャトルのときのトラディションにすごく近いかなと思います。 あとは、このあといろいろとありますけども、例えば打ち上げの朝には最後の朝食、打ち上げ前の最後の朝食を4人で囲んで、そのときのメニューをテレビで見せるみたいな、映像で見せる【**** 00:22:36】。そういう意味では古い伝統がある場所ですけれども、この民間宇宙船の新しい時代にふさわしい、新しいトラディションっていうのを一からつくろうという気概もすごくあると思います。 読売新聞:ありがとうございます。幸運を祈っております。 野口:ありがとうございます。 司会:ありがとうございました。続きまして、日刊工業新聞の【飯田 00:23:00】さん、よろしくお願いします。