歯科医師・石井さと子さんに虫歯ができた! 原因は? 治療は? 治療後のセルフデンタルケア方法は?
歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者である口もとスぺシャストの歯科医師・石井さとこさんが歯科検診へ。歯のプロでも、他者のチェックは欠かせない。そこで見つかったのは、なんと虫歯!その後の虫歯治療の様子やデンタルケアの詳細を、赤裸々に話してくれた。 「今年も半年が過ぎました。春?と思ったら夏?と、季節の移り変わりが激しく感じますね。 さて、コロナ禍が数年間続いたおかげで健康診断やメンテナンスが滞ってしまった、タイミングを失いそのままにしているという方、結構多いのではないでしょうか。私も今年に入り、重い腰を上げてぼちぼちとスタートしました。 自分が歯科医師ですが、歯科の検診も久々に施してもらいました。正直、自分なりに何とか出来る、分かるという自負もあるのですが、この自負が邪魔になる事もあるんです。やはり口内は緻密なので、公正公明な診療台のライトのもとでの他者(歯科医師)による厳密なチェックが大切なんです。 歯科医師も人間、自分のことには甘くなる。私もそのタイプかも」(石井さと子先生) そして、見つかった思わぬアレとは…。
他者の厳密なチェックで、隠れ虫歯、現れる!
「ま、たいしたことないだろう、歯石が少し付いてるくらいだろうと高を括って診療台のユニットに身を任せ、口を開けてチェックをしてもらうと、直ぐに担当歯科医がアッと声をあげました。 『上の犬歯(八重歯)のプラスチックの詰め物がダメになっていて、その下が虫歯になっています!』 え? まさかと言いながら、デンタルミラーと手鏡で見せてもらうと確かにプラスチックレジンの詰め物と歯の間にうっすらと隙間がありました。が、正直、この詰め物を施された記憶があまりないんです。たぶん、ずいぶん昔、大学生の頃の研修時代だったかもしれません。表面も見た目の異常はなく、症状も無い。フロスで引っかかってこないので気がつかず、健診もすり抜けてきた、かなり進行した隠れ虫歯がまるでゴジラのように現れました」