ペットボトルをこう捨てる⇨資源で回収できない。近年多い“ある捨て方”とは?
10月4日、「ゴミ清掃芸人」として知られるお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんの投稿がXで話題になりました。投稿の内容は「ペットボトル」の正しい捨て方。最も困ることとして、「ペットボトルの中にごみが入っている」ことを挙げていました。 【画像で確認】「一番困る」ペットボトルの捨て方がこれだ ほかにもペットボトルとして回収できないケースがあります。東京都世田谷区のルールをもとに、正しい捨て方をまとめました。
世田谷区のペットボトルの正しい出し方
世田谷区はまず、ペットボトルの正しい捨て方について次のように記述しています。 ①キャップをとってラベル・シールをはずし、中をすすぐ。空にしてからつぶし、中身の見える袋に入れて出す ②ラベルやシールなどは可燃ごみで出す ③キャップは公共施設や店舗で回収しており、持ち込みが難しい場合は可燃ごみの日に出す また、小さく切られたペットボトルは、ペットボトルマークの確認ができないことや、処理工程で機械に支障をきたす可能性があるため、可燃ごみで出す必要があるといいます。 次は、ペットボトルとして回収できないものです。以下のものはいずれも可燃ごみになります。 ①油や香辛料を含むものが入っていたペットボトル ②飲み物、食用品以外のものが入っていたペットボトル ③ペットボトル以外のプラスチック製ボトル ④色付け加工したペットボトル プラスチックマークやPETボトル識別マーク以外のマークがついているボトル、工作などのためにマジックペンなどで色付けされたペットボトルは、リサイクルに適さないということですね。 さらに、近年は「注射針」が大量に入ったペットボトルが施設で数多く見つかっているといいます。 在宅医療で使用する注射針をペットボトルの中に入れ、集積所に出すと、地域住民やごみ収集作業員、施設で働く作業員に感染症などの健康被害が発生する恐れがあります。 そのため、処理はかかりつけ医や購入した薬局に依頼することが重要です。針ケースを装着してプラスチックなどの容器に密封したり、未使用のものであったりしても、集積所には出すことはできません。 ごみの分別のルールは自治体によって違うため、居住する地域のルールをパンフレットなどでぜひ確認してみてください。