那須川天心、西田凌佑の初防衛戦は「KOシーンは見ました。世界チャンピオンなんで、もっと注目されてほしい」
プロボクシングのWBOアジア・パシフィック(AP)バンタム級王者の那須川天心(26)=帝拳=が、アスリートらによる社会貢献活動を表彰する「HEROs AWARD」を受賞し、16日に東京・港区のグランドハイアット東京で行われた表彰式に出席。表彰式後に報道陣の取材に応じた。 IBF世界バンタム級王者の西田凌佑(28)=六島=が15日、大阪・HOS住吉スポーツセンターで、挑戦者で同級14位のアヌチャイ・ドンスア(28)=タイ=に7回KO勝ち。2019年10月のプロデビュー戦以来、プロで2度目のKO勝利で初防衛に成功した。那須川は「KOシーンは見ました」と話し、「そこまで意識しているかっていうと…。世界チャンピオンなんで、もっと注目されてほしいなとは思いました」と語った。 西田は「統一戦ができないのであれば、やってみたい」と那須川の挑戦を受けることにも意欲を示している。那須川は「いずれ(世界)タイトルマッチを日本人だろうが、海外の人であろうがやりますし。そっからだと思う。僕が言えることっていうのは。まだ作ってる状況で、(世界)チャンピオンではなくて、誰に挑戦するか、どういう試合になるかも分かんない」とした。 那須川は10月14日に東京・有明アリーナで、WBOAP同級王座決定戦を闘い、WBOAP2位だったジェルウィン・アシロ(23)=フィリピン=に3-0の10回判定勝ち。ボクシング5戦目で初のタイトルを獲得した。次戦は来年2月下旬で、次は6月に試合を計画しており、順調なら来秋の8戦目で世界初挑戦が予定されている。 プロ戦績は那須川が5戦5勝(2KO)、西田が10戦10勝(2KO)、アヌチャイが17戦16勝(7KO)1敗、アシロが10戦9勝(4KO)1敗。(尾﨑陽介)