「電気ヒーター」か「ガスヒーター」を購入したい! 光熱費はどれだけ違う? メリットもあわせて比較
寒くなってくると、エアコンにプラスしてヒーターの導入を検討する人もいるのではないでしょうか。電気ヒーターやガスヒーターは、電源を入れるとすぐに部屋を暖められるため、人気の暖房器具です。 本記事では、購入前に知っておきたい、電気ヒーターとガスヒーターのそれぞれの特徴と光熱費について解説します。光熱費を抑えつつ、快適に冬を過ごす参考にしてください。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
電気ヒーターの特徴
電気ヒーターは、電気で熱を作り出して暖める暖房器具です。家電量販店で、セラミックヒーター、パネルヒーター、カーボンヒーターなどの名称で販売されています。設置に工事などが必要なく、電源プラグをコンセントに差すだけで手軽に使えます。 パネルヒーターやカーボンヒーターは、部屋全体を暖めるというよりは、足元などスポット的に暖める使い方がメインとなります。そのため、ここでは比較的広範囲を暖められる電気ファンヒーターの電気代を見ていきます。 ■電気ヒーターの光熱費を計算 Panasonicの加湿機能付きセラミックファンヒーター DS-FKX1206を例に、電気代を計算します。商品の仕様によると、温風の強さによりますが、1時間あたりの電気代は約20~38円(50ヘルツの場合)です。1日あたり6時間使用したとすると、1ヶ月(30日)の電気代は約3600~6840円となります。 通常の生活にかかる電気代に加えて、電気ヒーター1台あたり約3600~6840円がプラスされると考えると、電気代の負担は比較的大きいと言えるでしょう。しかし、電気ヒーターには次のようなメリットがあります。 ●設置工事が不要 ●換気の必要がない ●安全性が高い ●加湿機能を備えた機種もある 電源を入れてすぐに温風が出るため、即暖性が高く、万一地震などで転倒した場合は電源がオフになるため安全性も高いのが特徴です。ただし、この機種の暖房能力は、3畳から最大8畳の広さのため、一人暮らしの場合や、1室のみでの使用に向いています。