【大学受験】総合型選抜で増える「下克上」 偏差値の大逆転ができる入試を専門家が解説
定番の「裏技」を使う手も
難関大学の総合型選抜に関しては、塾関係者の間では「定番」の裏技もあります。桜美林大学の「総合・推薦型入試準備セミナー」というイベントや入試を活用するということです。同大学では学力検査のある総合型選抜向けに、基礎学力の定着・向上を目指すための学習プログラムを行っています。志望理由書や面接対策講座なども実施していて、いずれもオンラインでの参加が可能です。これに早い時期から参加しておくことで、総合型選抜に関する基本から応用までの情報が得られたり、受験対策のバロメーターになったりすることが期待できます。また、桜美林大学の総合型選抜は、難関大学と傾向が似ていて、本番前の実戦練習になるともいわれています。 狙いを定め、対策を1日でも早くスタートさせ、ぜひとも合格を勝ち取ってください。
プロフィール
西田浩史(にしだ・ひろふみ)/ダイヤモンド社「週刊ダイヤモンド」記者、学習塾業界誌「月刊私塾界」「月刊塾と教育」記者を経て、2019年追手門学院大学アサーティブ研究センター客員研究員、20年から同大客員教授。22年学習塾業界誌「ルートマップマガジン」編集長に就任。24年オンライン予備校「ただよび」(登録者数36万人)進学アドバイザー。これまでに全国5000塾(2万人)を取材。著書に『最新 医学部&医者』『関関同立』『最強の高校』(すべて週刊ダイヤモンド 特集BOOKS ダイヤモンド社)。
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