堀口恭司が炎上系YouTuber「シバター」を語る
大晦日に開催された総合格闘技イベント「RIZIN.26」で感動と衝撃のTKO劇で朝倉海(27、トライフォース赤坂)を葬った堀口恭司(30、ATT)のTHEPAGE独占インタビューの第二弾。今回はRIZINデビューした炎上系YouTuberのシバター(35、本名・ 齋藤光)について語った内容を紹介したい。正真正銘の正統派ファイターの堀口は異色のエンターテインメント系ファイターを認めるのか?
「意外とやるじゃないか!」
大晦日のRIZINは見所満載だった。対極にあったカードが、ガチガチの正統派、ど真ん中の160キロのストレートをファンに投げた堀口恭司vs朝倉海と、アンチが騒ぐ軟投派、どこに曲がるかわからないナックルボールを投じたシバターvsHIROYAの異色対決だった。当日まで「X」として伏せられていたシバターの対戦相手は、彼が「勝てるならば」として希望していた「MMA経験のないキックボクサー」に該当。しかも、シバターの体重92.6キロに対して74.8キロのHIROYAだった。 魔裟斗二世と呼ばれ、Kー1で活躍、Krushではスーパーライト級の王者にもなったHIROYAは1年以上、試合から離れていたが、まるで罰ゲームのような設定。さらにルールは1ラウンドがキック、2ラウンドがMMAで、体力のないシバターに配慮した3分×2ラウンドの特別ミックスルール。それでも事前にXの正体をつかんでいた筆者は、パンチ一発、ローキック一発で、負けキャラのYouTuberは、お陀仏になると予想していた。 だが、いざゴングが鳴ると予想に反してシバターは大善戦どころかドロー判定が、ビデオによる再検証でひっくり返り、腕ひしぎ逆十字固めの裁定で一本勝ちしたのである。HIROYAはタップを認めてはいなかったが、この判定に誰も異存はないだろう。 最後の15試合目に組まれた自身の試合まで、「あまり気になる試合がなかったのでモニターも見ていなかった」という堀口だが、この3試合目にだけは注目していた。 控室のモニターで“チーム堀口”の全員で観戦。 アメリカントップチームのトレーナーで堀口の“作戦参謀”を務めているマイク・ブラウン氏も「こいつ、意外とやるじゃないか!」と声をあげたという。