巨人・鈴木尚広氏が語る日本S5つの勝敗ポイント「静の広島と動のソフトB」
だが、広島が、その予想を覆す可能性もあるという。 これが5つ目のポイント。 「日本シリーズは広島のホームから始まる。これは大きなアドバンテージだ。地元マツダスタジアムの大応援を受けて接戦に持ち込めばペナントレースで半分以上の試合に逆転勝ちしてきた力が出る。新井貴浩選手の引退もありチームが一丸となる件も揃っている。幸いにして広島の本拠地ゲームは4試合ある。そのアドバンテージをどう生かすか。開幕の2試合が広島にとって大きな意味を持つ。連勝すれば流れが変わる。その意味で開幕戦の大瀬良投手の出来がカギになってくる」 今日、明日の2連勝が、広島の1984年以来となる34年ぶり日本一への必須条件。 「逆にCSからの勢いがあるソフトバンクが、開幕2連戦で、その流れを生かせば、一気にシリーズの勝負を決めてしまうだろう。ソフトバンクには広島のホームの力をはねかえす力がある」 今シリーズでは予告先発が導入されることが決まり、開幕戦の先発は広島が大瀬良、ソフトバンクが千賀と発表されている。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)