黒い純正カウルを白く塗り替えてみた[red_oneのDIYレストア]
CBR1000F(SC21)のレストア日記も終盤戦。いよいよ外装(カウル)を綺麗にします。 【画像】red_oneのDIYレストアをギャラリーで見る(28枚) 文/Webikeプラス red_one
はじめに
フルカウルというよりもフルカバードといわれるくらい機械部分が見えなくなっているデザインで、カウルの部品点数も多いのですが、幸いなことに自分のSC21の部品はすべて揃っており、割れ欠けも数か所のみという比較的良好な状態でした。ならば、少し磨くだけでもよいのでは?と思い、詳しく部品を見ていくと一部の部品が脆くなっていたり、ステッカーが剥げていたりしてさすがにそのまま使用するのは厳しい。それに中身をしっかり綺麗にしても外装に気になることがあるとそれが第一印象になってしまいそうです。あとで後悔したくないので、すべてのカウルを塗りなおし、せっかくなので自分が好きだった白系に変更することにしました。 それによってカウルの割れた部分や脆い部分は補修や補強ができる反面、すべてのステッカー類を一旦はがすことになるため、純正同様のデザインにするためには当時のステッカーを全て入手する必要があります。残念なことにSC21のステッカー類はすべて廃番なだけでなく、ネットを探しても見つけることが出来なかったため、今回は自分のバイクのボディに残っているステッカーを測定、転写し、カッティングシートを同じ形状に切り出して復元をすることにしました。(この作業はオリジナルの雰囲気を復元するために自己責任で行っています。)
カウルの補修、補強
メータ周辺のインナーカウルのクリーニングをしていたところ、経年劣化で割れがどんどん進んでしまう状態だったため、ガラス繊維をパネルボンドとプラリペアで固めて復元する作業を行いました。もともと欠けていたカウルナットを止める箇所は金属のワッシャーを使って形状を再現。じわじわ割れ始めている箇所は裏側にFRPを張り込んで補強しています。
マフラーガードの補修
マフラーの遮熱版を兼ねる鉄製のマフラーガードはアンダーカウルとの接合部が錆で朽ち果てていたので、多少状態が良い中古部品を購入、傷んだ塗装と錆をグラインダーで落として、ハイブリッドプライマーを塗ったのち、缶の白色耐熱塗料をスプレーしました。