黒い純正カウルを白く塗り替えてみた[red_oneのDIYレストア]
ステッカーの測定と転写
カウルの塗装をはがし始める前に全ての純正ステッカーの形状を転写、貼られている位置を測定、写真も様々な角度から撮っておきます。これらはステッカーを再現するときの貴重な資料になります。
タンクの塗装はがしと白塗装
タンクの塗装は錆取りの作業中に結構傷つけてしまったのと、純正のホンダロゴやストライプのステッカーはクリア塗装の下に貼られていて簡単にははがせないため、グラインダーに塗装はがしディスクを付けてすべてはがしていきます。金属むき出しの状態にするとすぐに錆が発生するため、研磨完了後すぐにプラサフを吹いて保護したのち、カウル塗装に使用する二液ウレタン塗料の白を塗りました。研磨作業中についてしまった磨き傷が結構深かったため、乾燥後800番の耐水ペーパーで中砥ぎを行い、かなり厚めに塗り重ねました。
カウルの塗装はがしと割れ補修
メインのカウル類の塗装もグラインダーを使って剥がしていきます。その際、カウルの裏側にある防音、断熱スポンジも剥がしてきれいにしています。きれいにはがし終わった後、カウルの割れているところを半田ごてで溶かして溶着。表裏両方からプラリペアをパテ代わりに使用してへこみを埋め、耐水ペーパーで150番から800番まで順番にかけて表面の凸凹をなくしていきました。
リアフェンダー類の塗装
SC21はリアフェンダーやフレームカバなど黒い部品も多数存在し、いずれも紫外線で白くなってきていたため、二液ウレタン塗料の黒を塗って中砥ぎを行うことを3回繰り返したのち、最終的には艶消しの黒を塗って仕上げました。
インナーカウルの赤塗装
メータカウルやインナーカウルは赤く塗ります。今回赤や白の塗料はホンダの純正色ではなく、調色不要で容易に手に入る関西ペイントの標準的な赤と白を使用しました。乾燥後、タンクの塗分けのラインを決めるためにインナーカウルを一度装着し、目視でタンクにマスキングテープを貼って塗分けラインを確定させます。
ステッカーデザインの作成と切り出し
本格的な塗装を始める前に、剥がしてしまったステッカーを再現できるように転写したデータをパソコンに取り込み、カッティングマシンで利用できるデータに加工します。また、カッティングシートサンプルを塗装面に並べて一番近い色を探し、通販で注文して入手したのちにカッティングマシンでカットします。