高知県江川崎で39.6℃観測 18日(日)も40℃迫る暑さが続出予想 熱中症警戒続く
17日(土)午後3時までの最高気温は、高知県四万十市江川崎で39.6℃を観測するなど全国7地点で39℃台となり、40℃に迫る危険な暑さとなっている。お盆休み期間最終日となる18日(日)も名古屋39℃など、東日本の内陸を中心に40℃に迫る暑さが続出する予想だ。
17日(土)も記録的な暑さを更新中
17日(土)午後3時までの最高気温は、東京都心で35.9℃など九州から関東を中心とした208地点で35℃以上の猛暑日となっている。朝から台風一過の青空が広がったことが猛暑の要因の1つと考えられる。加えて、台風7号に向かう西風や北風が山を越えて気温が上がるフェーン現象が発生したと考えられ、高知県四万十市江川崎39.6℃、岐阜県美濃市39.2℃、名古屋39.0℃など7地点で39℃台を観測。40℃に迫る危険な暑さとなっている。
なお、名古屋は先月25日から24日連続で猛暑日となり、同地点での過去最長の連続猛暑日日数を更新中。また、17日(土)は福岡県太宰府市で35.4℃、兵庫県淡路市郡家(ぐんげ)は35.9℃を観測。これでそれぞれ先月19日から30日と約1か月間連続で猛暑日となり、全国における過去最長の連続猛暑日日数をさらに更新した。(昨年までの過去最長の連続猛暑日日数は、2020年岡山県高梁市の24日間)
18日(日)も昼夜問わず熱中症対策を
お盆休み期間の最終日となる18日(日)も晴れて、九州から関東を中心に35℃以上の猛暑日になる所が多い予想だ。名古屋は39℃と、連続猛暑日日数をさらに25日に伸ばす見通しなど、東日本の内陸を中心に引き続き40℃に迫る所が続出しそう。
まだまだ体に酷な暑さが続くため、のどが渇いたと感じる前に水分補給を行うなど、熱中症対策を徹底したい。また、朝晩も気温が下がりにくく、最低気温でも27℃前後の所が多い予想。就寝時には枕元に水分を置いておくなど、夜間の熱中症にも警戒が必要だ。
少なくとも9月半ばまでは厳しい残暑
週明け19日(月)以降は低気圧や前線の影響で曇りや雨の所が多くなるものの、南からは平年より暖かい空気が流れ込む見通し。この先も東海から西を中心に、日差しが少なくても最高気温は35℃以上になる所が多くなりそうだ。大阪では年間の最多猛暑日日数が2010年の31日に並ぶ可能性がある。
また、最新の1か月予報では、9月半ばにかけても沖縄から北海道にかけて暖かい空気に覆われやすく、平均気温は平年よりかなり高くなることが予想されている。少なくとも9月半ばまでは、厳しい残暑が続きそうだ。 (気象予報士・鈴木悠)