【土日の天気】危険な残暑と天気急変に警戒 名古屋は土日ともに40℃迫る予想
この土日は関東から九州を中心に晴れて、最高気温は35℃以上の猛暑日になる所が多い見通し。名古屋は土日どちらも39℃まで上がる見込みで、40℃に迫る所がある予想。また、気温の上がる午後は晴れていても天気が急変するおそれがある。東京23区内でも局地的に短時間で道路が川のようになる激しい雷雨の可能性がある。この土日は熱中症と、急な雷雨に気を付けて過ごした方がよさそうだ。
台風7号 北日本中心にきょうまで影響残る
非常に強い台風7号は関東や東北からは離れつつあるが、東北太平洋側は依然として台風7号周辺の雨雲が流れ込む見通し。曇りや雨となり、局地的には激しい雷雨となるおそれがある。北風の強い状態も続きそうだ。
また、台風に向かう湿った空気の影響で、北陸、東北日本海側、北海道も雲が広がりやすい。雲の隙間から日差しが届くこともあるが、急に雨が降ったりと変わりやすい空模様になる見込み。北陸や北日本の最高気温は30℃前後の所が多く、蒸し暑く感じられそうだ。
関東から九州の200地点以上で猛暑日予想
関東は台風一過の青空が戻り、朝から気温が上昇中。東京都心の午前11時までの最高気温はすでに35℃を超え、このあと36℃まで上がる見通し。東海から九州にかけても力強い日差しが降り注ぎ、最高気温は関東から九州を中心に200地点以上で35℃以上の猛暑日になりそうだ。名古屋や前橋などでは39℃と40℃に迫る危険な暑さが予想されている。28都府県には熱中症警戒アラートが発表されているため、万全な熱中症対策が必要。
また、気温の上がる午後は天気が急変するおそれがある。東京23区内でも発雷確率がやや高く、局地的には短時間で道路が川のようになる激しい雷雨の可能性がある。熱中症対策の水分とともに、外出の際は晴雨兼用の傘があると安心だ。 沖縄は温帯低気圧の影響で雨が降ったりやんだりで、こちらも激しく降るおそれがある。
あすも酷暑 Uターン時の車内も熱中症対策を
あす18日(日)は北陸や北日本でも台風7号の影響はなくなり、九州から北海道にかけて晴れる時間が長くなりそう。関東から西では引き続き35℃以上の猛暑日となり、名古屋は2日連続で39℃と40℃近い暑さとなる見通し。お盆のUターンで車を使用する場合は、渋滞することも考えて車内に必ず水分を持ち込むようにしたい。
あす18日(日)午後も気温の高い九州から関東では局地的に天気が急変し、激しい雷雨となるおそれがある。この土日は熱中症と急な雷雨に気を付けた方がいいだろう。 なお、沖縄付近の温帯低気圧は、あす18日(日)までに熱帯低気圧へと性質を変える見通し。その後、台風にまで発達する可能性があるため、今後も最新情報に注意が必要だ。 (気象予報士・鈴木悠)