東北から沖縄にかけて 満潮の時間帯は浸水・冠水に注意を
8月20日(火)の満月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。東北の太平洋沿岸、東海、北陸、西日本および沖縄・奄美の沿岸の一部は、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがある。 夏から秋にかけては海水温が高いなどの影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となる。さらに、8月20日(火)の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。 また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響により、東北から関東北部の太平洋沿岸は、現在も地震の前より地盤が低くなっている地域がある。令和6年能登半島地震の影響により、石川県の沿岸の一部は、浸水や冠水の起きやすくなっているところがある。 このため、東北の太平洋沿岸、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州北部(山口県を含む)、九州南部・奄美および沖縄の沿岸の一部では、8月16日(金)~25日(日)にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあるので注意が必要だ。 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。