インドにはないけど、パキスタンにはある?! 世界の肉じゃが、アジア編
アルー・キーマ(パキスタン)
完全に火を通し切るため、じっくり炒めてから煮るていねいさは、暑い国ならではの調理法。辛さ控えめのじゃがいもとひき肉のカレーです。 ●材料(4人分) じゃがいも (1cmの角切りにして水にさらす)…… 3個 牛ひき肉…… 400g サラダ油……大さじ5 たまねぎ(薄切り)……1個 <A> クミンシード……小さじ 1 コリアンダーパウダー……小さじ2 ターメリックパウダー……小さじ1/2 赤とうがらしパウダー……小さじ1/2 にんにく(みじん切り)……3かけ しょうが(すりおろす)……1かけ 塩A……小さじ 1 ブレーンヨーグルト……大さじ4 カットトマト缶……大さじ5 水A... 200ml ●スパイス袋(スパイスをお茶パックなどの袋に入れて使う) 黒粒コショウ…… 4粒 ローリエ…… 1枚 ブラックカルダモン(粒)…… 2個 シナモンスティック…… 1本 青とうがらし(小口切り)…… 適量 水B……400ml 塩B……少々 パクチー(ざく切り)……適量 ●つくり方 【1】鍋にサラダ油とたまねぎを入れて中火にかけ、じっくり炒める。 【2】たまねぎがあめ色になったら<A>を加え、弱火で炒める。 【3】香りが立ってきたら、にんにくとしょうがを加えて炒める。 【4】 全体に油がなじんだら牛ひき肉と塩Aを入れ、中火にして肉がパラパラになるまで炒める。 【5】プレーンヨーグルトとカットトマト缶、水Aを加えてよく混ぜ合わせる。 【6】じゃがいもの水気を切って加え、さらによく混ぜ合わせる。 【7】スパイス袋、青とうがらしを加え、水Bをヒタヒタに入れ、ときどきかき混ぜながら中火で煮込む。 【8】汁気がなくなったら火を止めてスパイス袋を取り出し、 塩Bで味を調える。 【9】皿に盛りつけ、パクチーを散らす。
ショルヴァ(ウズベキスタンなど)
中央アジアほかで広く愛されている素朴な羊肉のスープ。 キルギスでは「ショルポ」、カザフスタンでは「スルパ」と呼ばれています。 ●材料(2~3人分) じゃがいも(ひと口大に切る)……2個 羊肉(ひと口大に切る)……200g サラダ油……大さじ 1 たまねぎ(薄切り)…… 1/2個 にんじん(乱切り)…… 1本 パプリカ(細切り)…… 1/2個 トマト(くし形切り)……1/2個 水…… 800ml 塩……小さじ1と1/2 クミンパウダー……少々 コショウ・赤とうがらし …… 各適量 パセリ(みじん切り) …… 少々 ●つくり方 【1】鍋にサラダ油を入れて中火にかけ、 羊肉を加えて炒める。 肉の色が変わったら、たまねぎを入れてじっくり炒める。 【2】たまねぎが茶色くなってきたら、にんじんとパプリカを加えて軽く炒め、さらにトマトを入れて炒める。 【3】水を入れ、沸騰したら弱火にし、こまめにアクを取りながら10分ほど煮る。 【4】じゃがいもを加え、塩、 クミンパウダー、コショウ、赤とうがらしを加えてさらに煮る。 【5】じゃがいもがやわらかくなったら皿に盛りつけ、パセリを振る。