【オリックス】「でかい」ドラ3山口廉王「負けない」虎の同期右腕・今朝丸裕喜にライバル心
オリックスドラフト3位の仙台育英・山口廉王(れお)投手(18)が、虎の同期右腕にライバル心を燃やした。11月30日、大阪・舞洲での新人の球団施設見学に参加。最速151キロの大型右腕は、阪神2位の報徳学園・今朝丸裕喜投手(18)と2年時の春から交流があることを明かした。 「練習試合で話して。ドラフト前には『何球団から調査書来た?』とか。ライバルというか、意識できる存在がいることは、自分の練習や試合にもいい意味で力が入る」。山口は高校入学直後に右肘手術などの影響もあり、甲子園に届かず。春夏3度の出場など世代屈指の注目度だった今朝丸に対し、追いつき追い越せの精神がある。 「自分は甲子園に出られなかった。高校野球の大舞台で活躍していた選手が上位指名されているので、負けないという気持ち。こういう施設を見て、少しでも追いつけるチャンスがあるんじゃないかと思った」 同じ長身で目標の山下舜平大とはこの日、感動の初対面。「肩と胸がでかい。スイカがついてるのかと思うくらい」と驚いた。ただ自身の193センチ、97キロのサイズは山下の入団時を4センチと4キロ上回る。岸田監督からも前日の入団会見時に「でかいな」と一目置かれた。将来狙う最多勝へ、着実に前進する。【大池和幸】 ◆山口廉王(やまぐち・れお)2006年(平18)5月14日、東京都大田区出身。都内の田柄二小1年で軟式野球を始め、宮城北部シニアから仙台育英。3年春から背番号1。夏の県大会は決勝敗退。193センチ、97キロ。右投げ右打ち。オリックスでの背番号は47。名前は手塚漫画「ジャングル大帝」の主人公レオに由来。