「築7年越え」の中古マンション購入は要注意…維持費“10倍以上の値上げ”の可能性を孕む恐怖【サラリーマン大家が解説】
3.築7年超で値上げがされていないマンション 築7年を超えていて、一度も修繕積立金の値上げが実施されておらず、修繕積立金の計画書どおりにも徴収されていない。または、そもそも修繕積立金の計画書がないようなマンションは注意が必要です。そのようなマンションの中には、すでに貧乏マンション※の予備軍となっていて、適正な管理を維持していくだけでも、今の10倍以上の大幅な値上げが必要な場合もあります。 ※適正な管理ができていないために、居住者の方たちの暮らしの質が低下しているマンションを貧乏マンションと定義 そのため、とくに慎重に購入の判断をしなければいけないマンションであることはいうまでもありません。 修繕積立金の値上げの先送りは、国の借金を将来の子どもが多く返済していかなければいけないことに、よく似ています。安いことは一見するとよく見えるのですが、修繕積立金に関しては、そうではありません。修繕積立金の値上げがされていない中古マンションの購入は、修繕積立金の現状をよく確認して判断しなければいけないことを理解してください。 片岡 史朗 マンションLIFEコンサルタント ※本記事は『買った後に絶対後悔しない! 金持ちマンション購入術』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
片岡 忠朗