「園ノートに冷たい言葉」「先生から長々お説教…」「他の子に噛まれた」保育園・幼稚園でモヤッとしたときはどうすればいい?【専門家】
お友だちの保護者との関係
子どもはまず自我を確立し、自己主張しながら、お友だちとのぶつかり合いも経験しつつ社会性を身につけていきます。先生はケガをしないように見守る責任がありますが、かみつきやひっかきというのは起こってしまうこともあります。この時、相手の保護者はその場にいないので、どうにもしようがなく、子どもも後から言われてもまだよくわからない時期だったりしますので、相手の保護者に謝罪を要求するというのは少し無理があります。園で起こったことは園の責任です。 ただし大きい年齢では、家庭生活や園生活のあり方が子どもの問題行動の一因である場合もあるので、子どもの気持ちに寄り添いながら、園と家庭が連携して対応していくことが必要になる場合もあります。 お友だちの問題行動で安心・安全が脅かされているように感じる場合には、担任や園長に相談してみましょう。 園と保護者が信頼し合い、子どもが安心していられる場であることが大事ですね。忙しくてなかなか時間が取れないかもしれませんが、少しの時間の立ち話が関係を一歩前進させることにつながるかもしれません。 (取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
普光院亜紀さん
PROFILE) 働く親のネットワーク「保育園を考える親の会」アドバイザー、保育ジャーナリスト、大学講師。保育園や仕事と子育ての両立についての著述・講演活動などをしている。著書『後悔しない保育園・こども園の選び方』(ひとなる書房)ほか多数。 ※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。 ※記事の内容は2023年3月の情報で、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部