「すみません」ばかり言ってない? 産後金髪にしたバービーが気づいたこと
「金髪舐められない説」は本当か
そして、Xで話題になっていた「金髪舐められない説」。果たして、本当なのか? 私の答えは「いいえ」だ。私の場合、むしろ逆効果だったかもしれない。いい意味でも悪い意味でもだ。 よかった金髪効果は、フランクに話しかけてもらえる率が上がったこと。 「めっちゃ目立つ人いるなと思ったらバービーじゃん!ウケる!」って顔に書いてある人が、にこにこしながら話しかけてくれることが増えた。黒髪のときは、もしかしたら「プライベートなのでそこんところ理解して」風な真面目なオーラが出てしまっていたのかもしれない。 例えば、街を歩いてるとき。 黒髪だと「すみません。バービーさんですよね?」という恭しい雰囲気が多かったのに、金髪にしてからは「バービー!応援してまーす!」といった感じだ。私は赤ちゃんにも話しかけてもらうのは好きなほうなので、二、三言会話のラリーをすることも増えた。 私の場合、金髪にすると明るく思慮の浅い陽キャに見えるということらしい、と結論づけた。ここでいう陽キャとは、アクティブで、コミュニケーション能力に長けたオープンマインドの人のこと。
わざとぶつかられた?
だからかわからないが、髪色を変えてから街で盗撮されることが増えた気がする。 「あんだけ目立つ髪型してるんだから気づいてほしいんだろ。配慮は必要ない」と思うのだろうか。でも子どもの姿をどこかに出すのだけはやめていただきたい。 そして、つい先日東京から北海道へ帰省する際、SNS内で一番警戒されていたぶつかりおじさんにも遭遇した。赤ちゃん連れでなくても、金髪じゃなくても、女性じゃなくても、その人がわざとぶつかってきたかどうかは不明だ。 でも、ぶつかり方とその後の態度を受けて、「わざとぶつかる人がいる」ということ、「赤ちゃんが社会で大歓迎されてるわけじゃないんだ」ということをひしひしと感じてしまったのは間違いない。 なるほど、たしかにこの空気は子どもを守るために常に警戒せざるを得ない。