「カワイソウネ… 」学歴命のタワマン母に中国人ママがかけた衝撃のひとこと。学力低下という日本が抱える大問題
在日中国人の数は昨年時点で82万を超えており、在日外国人全体の中で最も多い国籍を占めている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「日本で暮らしている中国人のなかにはまるでそうとは思えないほど、馴染んでいるなんてこともありますよね。都内では学校に数人は在日中国人がいるというケースも少なくありません」。 日本で生まれ育っていなくても若いがゆえ、子どもたちの言語習得能力は凄まじい。 「中国から教育留学的にやってきている母子もいると耳にします。そのような子供達はもちろん勉強ができます。というかとても優秀なケースがほとんど。うかうかしていられません」。 今回はそんな優秀すぎる中国人たちに驚きを隠せないと話すある女性から話を聞いた。 ------------------------------------------------------------------------------
田中博子さん(仮名・54歳)は中学1年生の息子を持つ母だ。都内のいわゆるタワマン住まい。不妊治療の末、高齢出産で生まれた息子と夫と犬と暮らしている。 「自慢の一人息子。兄弟を産んであげることはできなかったから、その分やりたいことや行きたい場所には連れていってやりたいとここまで育ててきました」。 小学校は公立で社会性を学ばせ、中学受験を選択。 「保育園時代から公文に通わせて、小4になる年から満を持して進学塾に入れました。入学試験のある人気の塾です」。 テストごとにクラス分けが行われる塾でとにかくスパルタで知られる。 「小学生5年生からは家庭教師も併用。東大生だけを集めると謳っている会社に頼みました。とても優秀な子が来てくれて、ありがたかったです」。 ここまででお分かりの通り、博子さんは学歴をとても重視する考えだ。 「個性がとかなんとかいいますが、
そんなのは学歴の後の話。実際、私も名のある私大をでたからこそ、ここまでやってこれたと自負しています」。 夫は国立大学卒でこれもまた学歴を重視しているそうだ。 「なんとしても御三家。そう思った塾選びでした。でも…」。 現実は厳しいものだったと話す。 「息子がそこそこできる方だと思っていました。しかし入ってみるとそこにはまるで歯が立たない強者揃い。何より驚いたのは、中国人の子供たち。本当に賢くて驚きでした。お母さんが日本語をろくに話せないような子でもトップクラスにいたりするんですよ?信じられます?」。 その現状に博子さんは危機感を覚えたと話す。 「何がヤバいって、母国語である国語でも勝てないんですよ。本当に落胆ばかりでした」。 そんな折、中国人ママから告げられたある言葉に憤慨した博子さん。 ーコンナテンスウ、カワイソウネ。 【後編】では中国人ママと博子さんのバトルを追っていく。 取材・文/橋本 千紗