欧州で大苦戦中…。今冬Jリーグに戻るべき日本人(2)今では居場所が4部…。欧州9年目、もう限界か
欧州サッカーでは、まもなく冬の移籍市場の時期を迎える。現所属クラブで出場機会を確保できていない選手たちは、このタイミングで新天地を目指すことも少なくない。その中にはもちろん日本復帰という選択肢も含まれている。そこで今回は欧州でプレーする日本人選手のうち、今冬にJリーグ復帰を検討すべき選手を紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は12月3日時点。
FW/MF:奥川雅也(おくがわ・まさや) 生年月日:1996年4月14日 所属クラブ:アウクスブルク(ドイツ) 24/25リーグ戦成績:7試合1ゴール2アシスト ※レギオナルリーガ・バイエルンにおける記録 サッカー選手にとって重要なことはピッチに立つことだ。そういう意味では、奥川雅也は自身のプロキャリア史上最大の苦境に直面していると言えるかもしれない。 今季で9年目となった奥川の欧州挑戦は2015年に始まった。京都サンガF.C.からザルツブルクにステップアップを果たし、同クラブからリーフェリングやマッテルスブルクといったオーストリアのクラブのほか、ホルシュタイン・キールやビーレフェルトといったドイツのクラブに期限付き移籍を続けた。 中堅クラブを渡り歩いた奥川は、昨年7月にアウクスブルクに完全移籍。ようやく安住の地を見つけたかと思われたが、ここでは怪我に苦しめられ、リーグ戦2試合の出場に留まった。 今年1月にはドイツ2部のハンブルガーSVへの期限付き移籍を決断したが、ここでも怪我の影響がつきまとった。リーグ戦8試合出場でシーズン終了となり、不完全燃焼感の否めない形でアウクスブルクに復帰している。 今季はアウクスブルクのリザーブチームでプレーしており、ここまでレギオナルリーガ・バイエルン(4部相当)で7試合に出場したのみだ。 トップチームでの安定した出場機会確保を求めて、奥川が新天地を目指す可能性は否定できない。Jリーグ復帰のニュースが流れても不思議ではないだろう。
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