「重要な2ポイントを持ち帰った」ラスベガスGPで9位入賞の角田裕毅をメキース代表が評価 本人は悔しさにじむも前向き「カタールも楽しみ」
F1第22戦ラスベガスGP決勝が現地時間11月23日(日本時間24日)に行われ、RBの角田裕毅が9位に入り、2戦連続での入賞を果たした。 【動画】角田裕毅がラスベガスGPで9位入賞!元同僚のガスリーとバトルを繰り広げたシーンを見る 7番グリッドという好位置からスタートした角田は、序盤と中盤で2度のタイヤ交換を行い、中段のポジションをキープ。レースが進むにつれ、ハースのニコ・ヒュルケンベルクと激しく8位を争うバトルを展開、最終的にヒュルケンベルクに抜かれ、角田は9位に。それでも、レッドブルのセルジオ・ペレスの追い上げを凌ぎ切り、貴重な2ポイントを獲得した。 前回のブラジルGPでも3番手スタートから7位で終えており、今回も予選でシングルグリッド、決勝もポイントを獲得するなど、シーズン最終盤でパフォーマンスが上がってきていることは明らかだ。そして、現在の自身の好調ぶりはレース後の言葉にも表れている。 英メディア『PITPASS.COM』がラスベガスGPでの各チームのリザルトなど伝えるトピックを配信。その中で角田が語ったコメントも紹介している。 今回のレース結果について角田は、「もちろん、今日ポイントを獲得できたことには満足していますが、同時にコンストラクターズ選手権でいくつかのポイントを失ったのは少し悔しいですね」などと振り返っている。 それでも、「力強いレースペースを見せられたことも嬉しいです。残り2レースとなりましたが、シーズンの最後まで全力で戦うつもりですし、来週のカタールでのレースも楽しみにしています」とポジティブなコメントも。また、今回のGPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンが4年連続のドライバーズタイトルを決めたことで、「マックスが4回目のワールドチャンピオンになったことに大きなお祝いを贈りたいと思います」と王者としての偉業に賛辞を贈っている。 また他にも、チーム代表のローラン・メキースも日本人ドライバーの走りについて、「ユウキはレース中も多くのオーバーテイクを見せ、ライバルたちと激しく競り合っていた。もちろん、残り5周で1つ順位を失ったのは悔しいが、全体として良いレースペースを見せ、非常に重要な2ポイントを持ち帰ることができた」と評価。アグレッシブな姿勢を崩さなかったドライビングを称えている。 残り2レースを前に、上々の結果を残した角田。心身の充実、そしてマシンの好感触も得ながら、いよいよF1キャリア4年目の集大成を迎えようとしている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]