Ｊ３八戸が異例の平日デーゲーム「スクールトリップデー」として小中学生を招待し“社会科見学”
◆明治安田Ｊ３リーグ第２７節 八戸―福島（６日・プラスタ） Ｊ３八戸はホームの福島戦を、金曜午後１時キックオフの平日デーゲームとして開催した。Ｊリーグの平日デーゲームは、中止や延期などの代替開催以外では極めて珍しい。 この日は「スクールトリップデー」として、八戸市などホームタウン８市町村から小中学生１７４０人を無料招待する“社会科見学”として実施。試合前にはベンチ外選手によるサッカー教室など様々なイベントが行われ、試合では選手の迫力あるプレーに大きな声援が送られた。 クラブ関係者によると、昨年５月に平日デーゲーム開催を行ったＪ２山形を参考に計画し、Ｊリーグや教育委員会、自治体などと綿密な協議を経て実現に至った。同関係者は「人口減少や少子化によって、生徒数が少ない学校の社会科見学は難しい状況にあります。平日開催でサポーターの皆様にはご迷惑をおかけしましたが、このような取り組みが県内の他スポーツなどにも広がってくれれば」と期待を込めた。 山形は昨年５月１７日の大分戦（ＮＤスタ）を「エデュケーショナルデー」として山形県内の学生３０００人を招待し、試合前にはスポーツ体験イベントを開催。試合も５―０で快勝していた。
報知新聞社
