岸田首相が会見 「まん延防止」17道府県で延長へ(全文2)力による現状変更は決して認められない
一国の総理としての判断基準は?
ラジオ日本:ラジオ日本の伊藤と申します。よろしくお願いします。総理、今日は総理の在職期間が今日でちょうど127日目を迎えました。この間、新型コロナをはじめ、いろんな外交の問題なんかに関して数々の政治決断を行いました。その際、総理としての、非常に初歩的な質問なんですが、一国の総理としての判断の基準はなんだったんでしょうか。その辺をちょっとお尋ねしたいんですが、よろしくお願いします。 岸田:判断の基準。一言で言うならば、何が国民の皆さんにとってベストなのかということではないかと思っています。総理に就任してから本当にさまざまな課題に直面しました。特に新型コロナ対応、さらには国際情勢に関しましては大変めまぐるしく動きもありましたし、新しい課題が次々と出てくる、こうしたことでありました。 こうした状況の変化の中で決断をするということになりました場合、1つ決断をしたとしても状況がどんどん変化していくわけですから、その際に国民の皆さんにとってより良いものがこっちだというふうに判断したならば、その際にはちゅうちょなく対策を進化させる、こうした機動的な判断は重要であると思ってきましたし、そういった判断に基づいてさまざまな決断をしてきた、こうしたことでありました。 総理としての決断、判断、あらためて大変重たいなということも感じてきました。いろいろ難しい判断の連続ではありましたが、最後は自分で決めるんだという覚悟で物事を判断してきた、こうしたことであったと振り返っています。以上です。 司会:それではその次、鹿嶋さん。
原油高や物価高への対応策は
フジテレビ:フジテレビの鹿嶋です。足元の原油高や物価高によって国民生活への影響を懸念する声が日増しに高まっていると思います。岸田総理は、これまでの対策の効果を検証しつつ、内外の情勢を見据えたさらなる対策を検討する考えを示されていますけれども、現在、具体的にどのような検討をされているのか教えてください。 岸田:原油をはじめとする物価高については、わが国の経済、そして国民生活に大きな影響が出る、大変重大な課題であると思っています。原油高騰につきましても従来から激変緩和措置を用意する、あるいは自治体におけるさまざまな支援に対して財政的な支援を行っていく、あるいは業界ごとのさまざまな支援策を講じていく、さまざまな施策を重層的に用意してきたということでありますが、ご承知のとおり、原油をはじめとするさまざまな物価、高止まりをしていき、そして将来も不透明であるということであります。 よって、今、申し上げたようなさまざまな政策は用意しましたが、その効果の検証も含めて官房長官の下であらためて検証を行った上で何が必要なのか、これをこれから先に向けて議論を進めてもらっているという状況であります。不透明なもの、また大きな問題意識をしっかりと持ちながら、今後これに何を加えるべきなのか、何を改良すべきなのか、これはしっかり議論を続けていきたいと思います。具体的な状況をしっかり見つめながら、具体的な対策、用意してまいります。 司会:次に秋山さん。