「絶対失敗できない」……巨大鮮魚店オープン! 店と客の“壮絶バトル”に密着 初日の売り上げはなんと…?『every.特集』
コロナ禍でも売り上げを伸ばし続け、どの店舗も大賑わい。そんな鮮魚チェーンの新店が、5年ぶりにオープンしました。目標は「日本一の魚屋」という巨大鮮魚店の初日は、大勢のお客さんでごった返し、大混乱と大興奮の嵐。熱く燃えた1日を激撮しました。 【動画を見る】【巨大鮮魚店】300人の大行列&品切れ続出!進化した新店オープンに密着『every.特集』
■関東を中心に22店舗…人気のワケは
東京・東久留米市にある、「角上(かくじょう)魚類」小平店。「角上魚類」は、新潟・寺泊(長岡市)の“魚のアメ横”と呼ばれる「魚の市場通り」に本店を構え、関東を中心に22店舗(2024年1月時点)を展開する鮮魚チェーン店です。 小平店は、22店舗の中でも売り上げナンバーワンの繁盛店。連日、魚を求める客で大盛況。飛ぶように売れます。 お客さんは「新鮮さと、魚の種類の多さ」「おいしいよね、安いしね」と魅力を語ります。店内には、まるで市場のように魚介が並び、鮮魚は常時60種類以上の品揃えです。魚は直接選ぶことができて、値段も安い。 バイヤーが毎日、豊洲と新潟の市場で魚を買い付けて直送しています。着いたそばから店頭に並べるため、鮮度はバツグンです。 店では鮮魚の他に、刺し身や寿司(すし)、総菜や弁当なども販売。そのどれもが、スタッフが店内で調理した作りたてです。コレがウマくて、お買い得と大人気! さらに、鮮魚売り場では昔ながらの対面販売を実施しています。「(ヤリイカを)お刺し身用にしてもらえますか」「アジを2匹、三枚おろしで」などと、お客さんから注文が次々と舞い込みます。 買った魚は、注文に合わせて面倒な下処理を無料でしてくれます。調理の手間が省けて家ですぐに食べられると、これも評判です。
■念願だった単独店のオープンへ準備
角上魚類の22店舗はコロナ禍でも業績を伸ばし続け、昨年度の売り上げは423億円。どの店も、多くの客でにぎわっています。そんな中、この鮮魚チェーンがある計画を進めていました。 今年1月。埼玉・さいたま市岩槻区にある角上魚類の本社。責任者たちが集まり、ある会議が行われていました。 早瀬弘一・総括本部長 「念願の単独店のオープンということで、『絶対失敗はできない』という思いで、みなさん準備していただいていると思います」