東京都の新型コロナ会議後、小池知事が会見(本文1)リバウンド警戒期間を5月22日まで延長
施設からの専用相談窓口を新たに設置
現在の医療提供体制は維持をしてまいります。そうしながら重点的な取り組みが必要な高齢者、また子供、その方々向けの対策をさらに充実させてまいります。まず高齢者に対する取り組みでありますが、第6波では高齢者の施設でクラスターが多く発生いたしました。高齢者が安心して療養できるように感染拡大防止のための支援体制をまず強化をいたします。これは施設からの専用相談窓口を新たに設置する。相談に幅広く応じるということが、まず1点。感染が発生したときには、新設する即応支援チーム、こちらが24時間以内に現地に入りまして、感染拡大を防いでまいります。 次に施設内療養を行う高齢者の施設において、感染が収まって、収束後、速やかにリハビリを再開する。そのために理学療法士などを派遣する仕組みを新たに整備いたします。療養病床を新たにコロナ病症として確保する。そのほか軽症や中等症の受け入れ医療機関や、都立・公社病院におきまして、介護度の高い高齢者の受け入れを促進してまいります。 次に子供への対策ですが、こちらも強化してまいります。休日に子供が発熱をした場合などの診療・検査体制を強化するため、休日の小児医療を充実してまいります。それから学校におきましては、ゴールデンウィーク中の過ごし方についてチェックリストを配布いたしまして、ご家庭を含めた感染防止対策の徹底についてお願いをいたします。公立学校におきましては修学旅行などに際して、引き続き、PCR検査を活用するとともに、教職員の皆さんが3回目のワクチン接種をされる、こちらのほうも促進してまいります。
体調が良くない場合、帰省予定の変更を
次に企業などの皆さまに関してでありますけれども、テレワーク、時差出勤など人との接触を低減する取り組みの徹底をお願いいたします。事業の継続に向けて、BCPですね。ホテルで宿泊しながらテレワークをするという取り組み、こちらをサポートしておりますが、ゴールデンウィークは除きますけれども、5月の22日まで延長をするなど、引き続き、これらの働き方改革にもつながりますけれども後押しを続けてまいります。 それから都民、飲食店の皆さまへのお願いであります。これまでの基本的な感染防止対策というのは変わりませんが、特に換気に心掛けていただきたい。飲食店を利用する際にはぜひ認証店を選んでいただきたいと存じます。で、認証店におきましては感染防止対策がしっかり講じられていることもございますので、1テーブルで8人まで利用可能といたします。 ゴールデンウィークに帰省などをされる方については、ちょっと体調が良くないなという際には、予定の変更を、検討を、お願いいたします。それから飲食店の皆さま方も、店内の換気を徹底していただいて、そして換気対策へのサポートも実施しておりますので、いろんなケースがあると思いますが、まずはご相談をいただきたいと思います。 さあ、この1カ月間、都民の皆さんと共にワクチン接種を加速しながら検査、換気などの感染防止対策に取り組んで、なんとしてでもリバウンドを回避したいと存じますので、引き続きのご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。私のほうから今日の対策会議で決定いたしましたことなど、また、都民、事業者の皆さま方へのお願いをまとめて申し上げたところでございます。引き続きよろしくお願いいたします。それでは各社の皆さんからご質問をお受けしたいと思います。代表、テレビ朝日さんからどうぞ。