「一時的に消費税を減税すべき」大阪・吉村知事会見6月23日(全文2)
国家としてすべきは節電ポイントではない
発電所を動かしていくというのは、これは、一部批判はあると思いますけども、国家としてやるべきは節電ポイントではなくて、誰も反対しない節電ポイントではなくて、僕はそこだというふうに思っています。ですので、それは先、松井市長、松井代表も言ってますけど、僕自身もそこは今後訴えていきたいなと思います。 例えばですけど、今はまだ梅雨ですけど、これからもっと暑くなってきます。この時季になってくると、僕ら自治体ってどんなことを言うかっていうと、熱中症でお亡くなりになる人っていうのは、毎年必ず多くの方がお亡くなりになります。ですので熱中症の予防に努めましょうというのを、いつもアナウンスします。そのときどんなアナウンスをするかっていうと、特に高齢者の方、熱中症って外でなるだけじゃないので。やっぱり日中、部屋の中でなることっていうのが非常に多いんです。特に高齢者の方は、それは多いです。ですのでエアコンをつけて温度を下げましょうというのを、熱中症予防の対策として、身を守るために、特に高齢者の方に呼び掛けをするというのを毎年やってます。今年はどうしたらいいのかなと。節電を要請して、節電ポイントで、節電したら何か金銭的な、有利なものも出てくるという中で、でも一方で高齢者の皆さんにはエアコンつけて温度下げてくださいと言うのか、節電ポイントを確保してくださいとなるのか、メッセージとして非常に難しいなと僕は思っています。
結局、負担ばかりを国民に押し付けることに
そういう状態になっているのがちょっといかがなものかと思いますし、で、この状態が不可避なものであれば僕らも単に批判だけするつもりはまったくないですから言わないんですけど、いや、でもこれってこうなるの分かっていた話で。だからこそ、賛否あるかもしれないけども通常国会の冒頭から、やはり止まっている原発について動かすという決断を早期にやって、それに向けてさまざまなハードルを乗り越える努力をしていくべきだということを訴えていたけども、そこについては知らんぷりをされたわけです。 討論会なんか見ていると、安全が確認された原発を動かすことを検討するみたいな感じのことになってますけど、現実にやってないわけですから。冒頭、国会から言ってることもやってないし。そして今、実際は、この夏、もう電力が足りませんと。節電をお願いします。そして節電をしてくれた人には、さらには節電ポイントとして有利な金銭的な支援もしますと。でも熱中症はあって、おじいちゃん、おばあちゃんからすると、僕らからするとやっぱりクーラーつけて熱中症にならないようにお願いをする立場ですから、ちょっとそこは回避できたんじゃないのかなと僕らは思っています。 これから先もまた同じような課題が出てきますんでね。そこら辺は、またそれを動かさないと、逆に言ったら電気代も、結局それは火力に頼っているわけですから、火力の原材料となる天然ガスや石油、石炭が上がっているわけなので、さらに電気代も上がってくるということにもなります。それって結局、負担ばかりを国民に押し付けられていることになるので、それは政治が決断しないことによって、リスクを背負わないことによって、批判リスクを背負わないことによって起きてるんじゃないかと僕は思うので。 そこは、今、参議院の選挙中ですから、そういったことも対策としては訴えていくということです。街頭演説でどこまで言うかっていうのはありますけどね。こういうふうに皆さん座って聞いていただいて文字になってとかっていう、映像になってとかでいうのであれば、こうやって丁寧にお話ししますけど、立って話聞いていただいている街頭演説でどこまで言うかっていうのは、僕は基本的に方向性をしゃべるようにしたいと思っているんですけど。それはあると思うんですけど。今ここで公表しているとおり、僕自身は物価高対策について、本当はそういうところをきちんとやってもらいたいと。でもこれは岸田総理において、決断、実行をしてこなかった分野だと思っています。