【40代、50代】レイナ流/メリハリある小顔になれる「下地が主役」のベースメイク
■ベースメイク・プロセス3/下地が主役 くま、くすみをカバーし、明るさをアップ
光を集めるイエローと血色をプラスするオレンジのブライトナーを、3つめの下地として活用。目元のくま、口元のくすみをカバーしつつ、肌の明るさをアップしよう。 「くまやくすみは、ファンデーションやベージュのコンシーラーで隠すより、イエローとオレンジのブライトナーを使うほうが自然にカバーできます。このプロセスを入れることでお疲れ感が消え、ぐんとフレッシュな印象に」 イエローのブライトナーを、目尻のくぼんだ影の部分、口角の下のくすんだ部分、あごのへこんだ部分に。また眉間から鼻筋にかけて入れると、明るさがアップ。 目頭の下の青みがかったくまには、オレンジのブライトナーを。
■ベースメイク・プロセス4/ファンデーションはサブ クッションファンデーションで 小鼻の赤みを消し、頰の高さを出す
ファンデーションを使うのは、この「プロセス4」のみ。小鼻の赤みは、下地やイエロー・オレンジのブライトナーでは隠せないので、ベージュのファンデーションの出番。 「私は、ファンデーションの中でも、薄づきでフィット感の高いクッションファンデーションを愛用。ベージュの色素を肌に極力のせないことで、抜け感と素肌っぽさが生まれます」 薄づきのクッションファンデーションを、付属のパフに少量取り、人差し指を当ててパフを折る。小鼻、小鼻の脇の溝の赤みが気になるところに、トントンとなじませる。これで小鼻の赤みが消えて目立たなくなる。 「このファンデーションを、頰にもパッティングしてつけ、頰に高さを出します。頰だけは唯一、量を重ねてもいい場所です。ほかの場所よりちょっと多めにつけて厚みを出すことで、頰がプリッとして高く見えるようになりますよ」
使ったアイテムはこれ
美容液成分を約90%配合した、美容液のようなクッションファンデーション。赤みを消し、透明感をアップ。
「下地が主役のベースメイクは、まるですっぴんそのもののように自然で、隠蔽(いんぺい)感がありません。初めは戸惑いを感じるかもしれませんが、実際にやっていただくと、気になっていた肌のアラが驚くほど消え、ファンデーションに頼らなくていいことに気づいていただけると思います」 ──ファンデーションの厚塗りは膨張して見え、老け顔メイクの象徴とわかっていても、ついアラが気になって塗り込んでしまっていた人も多いはず。ぜひ下地を丁寧に仕込むベースメイクで、若々しいフレッシュなメリハリ小顔を手に入れて。 【教えてくれたのは】 レイナさん メイクアップアーティスト。1978年生まれ。大学卒業後、大手化粧品メーカー勤務を経て独立。その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、文化人からの指名も多数。女性向け媒体のメイク特集などで活躍するほか、完全予約制のメイクレッスンサロン「Crystalline(クリスタリン)」を主宰。著書も多く、近著に『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)などがある。YouTubeの『REINA CHANNEL』でレイナさんが実演するメイクレッスンも必見! 撮影/藤澤由加(人物) ヘア&メイク・モデル/レイナ 取材・文/小田ユイコ