【1万回転までキッチリ回せ!】ホンダより凄い新型「ランボルギーニ テメラリオ」日本初登場
ランボルギーニ テメラリオ(Lamborghini Temerario):ホンダ S2000よりも高回転型のV8ツインターボは、9000回転オーバーで800馬力を発揮!
9000回転オーバーで800馬力を叩き出すV8ツインターボを搭載したランボルギーニの新型車「テメラリオ」が、11月29日に日本を含むアジア地域で初披露された。国立競技場で開催された発表会には、CEOのステファン ヴィンケルマンを筆頭にランボルギーニ社の重役が顔を揃え、華々しいプレゼンテーションが行われた。
テメラリオは、自然吸気の5.2L V10を搭載するウラカンの後継車であり、ガヤルドに始まる新世代スモール・ランボルギーニの最新版である。ミウラに連なるV12モデルは、最新のレヴエルトに至るまで、あくまでも一般公道で楽しむスーパーカーの性格が与えられているが、ウラカンやテメラリオはそうではない。テメラリオも既にGT3レーシングカーの開発が進められているが、このシリーズはモータースポーツのベース車輌としての役割を担っているのだ。 そう「走る・曲がる・止まる」の運動性能を極限まで突き詰め、スポーツブランドの威信を賭けてフェラーリやポルシェやマクラーレンと世界中のサーキットで勝負をする使命を持った至高のスポーツカー、それがテメラリオなのだ。
高回転エンジンと3基のモーター
ウラカンは自然吸気V10を積む純粋なICE車だったが、新型のテメラリオはハイブリッド車になった。 90.0mm X 78.5mmのボア・ストロークと9.3:1の圧縮比が与えられた新設計の4.0L V8ツインターボは、Vバンクの間にタービンを配置するいわゆる「ホットV」である。最大ブースト圧は2.5バール。バンク角は明らかにされていないようだが、クランクシャフトはフェラーリのV8と同様に高回転高出力を狙える180度のフラットプレーン型だ。エンジン単体の最高出力は800馬力/9000~9750回転、最大トルクは730Nm/4000~7000回転。レブリミットは10000回転である。 ホンダS2000の前期型のレブリミットは9000回転だったが、テメラリオにはその先の世界が用意されているのだ。