関電が金品受領で再び会見 事後レク(全文6)今後のヒアリング対象は第三者委で決定
返した現金は、もらったときと同じ現金か
日本経済新聞:もらった現金を先方に、森山氏側に返すわけじゃないですか。その返すときの現金というのはもらった現金と同じ現金をそのまま返したんですか。あるいは返すときは振り込みとかそういう形があったのか。 岡田:人によりまして、同じものをそのまま残してて、保管してて返したというケースが多いケースでありますけれども、別といいますか、基本的に現金は現金、商品券は商品券ということでの返却をしておりますが、入り繰りしているケースもあると記憶しておりますが、詳細はちょっとここでは。基本的には現金は現金そのもの、物でもらったものを物でお返ししてるということです。 日本経済新聞:今回森山さんからお話が聞けない状態で、幾らあげたかっていう話がもう聞けないわけで、そうすると受けとった側の言い値で幾ら現金をもらったかというのが決まってしまう、実際もっと多くもらっていたのに申告が少なかった、記憶が少なかったっていう場合もちょっと考えうるかなというのはあるんですけれど、そこはもうもらった方たちの記憶、発言を信じるしかないということですか。客観的なものっていうのは、もう今後の調査でも難しいんですか。 岡田:できるだけ、ご指摘のように客観的な調査、事実を解明ということが、去年も短期間ではございますけれども、これを進めるという中で、そういった方法でやってまいりました。先ほど小林先生からも本人の供述の信憑性はどうかというお話に対して、自ら事情聴取をしたことも含めた印象としては信用できるのではないかというようなお話もありました。そういったことで去年の段階の調査では、一定期間の中で事情聴取および書類の確認等を中心にできる限りの調査を行って、その結果としてこういった認定をしたものでございます。 日本経済新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:よろしいですか。順番でお願いします。
今答えているのは調査委の社内メンバーなのか
日本経済新聞:続けて、すいません。日本経済新聞の【ナカガワ 05:56:26】です。前提の確認で恐縮なんですが、今お答えいただいているのが今回の調査委員会のメンバーの、社内のメンバーの皆さんでいらっしゃるということでよろしいですか。正面向かって左手にお掛けの皆さん。 岡田:この者ですか。 日本経済新聞:はい。ちょっと事務局とかが入り乱れてて。 岡田:社内委員は今日お配りしました報告書の1枚めくっていただきましたところに名前を3名書いておりますけれども、当時の役員3名でございます。あと、それとは別に事務局といいますか、スタッフとして委員の指示の下で動いてた人間が何人かおりまして、今日のメンバーはほぼそのメンバー、そうじゃない人もいるんですかね。基本的にこの3人はそうです。 日本経済新聞:すいません。つまり今お話をいただいているのは、この委員のメンバーではなくて、事務局のメンバーの皆さんでいらっしゃるっていうことで間違いございませんか。 岡田:はい。 日本経済新聞:事務局って基本的にもう関電の社員の皆さんで構成されている、小林弁護士とか社外の方は含まれていないですかね。 岡田:はい。 日本経済新聞:分かりました。すいません、重複している質問だと恐縮なんですが、今回の調査対象とされた期間を最終的に判断したのは、あくまで事務局の中で今回の調査期間について最終的に決定をされたということでよろしいでしょうか。 岡田:事務局で立案いたしまして、委員会ないし委員の皆さまの協議の結果、そうしたということでございます。 日本経済新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:よろしいですか。じゃあ真ん中の方。 【書き起こし】関電が金品受領で再び会見 事後レク 全文7へ続く