「集中できない」「暗記できない」お悩み別の勉強法をプロが解説!【体験談あり】
【お悩み3:なかなか勉強に取りかかれない】 勉強しようと思っても、なかなか机に向かえない。気が重くて後回しにしてしまう。そんな場合は、無理なく始められる次の2つのアイデアがおすすめです。 <アイデア①取りかかりのハードルを下げる> 勉強に取りかかるには、簡単でサクサク終わる内容から始めることがポイント。5分程度で終わるドリルや、あまり考えなくていい音読などで、勉強へのハードルを下げましょう。いいウォーミングアップとなり、勉強へのエンジンがかかるはずです。 <アイデア②「ついで勉強」を取り入れる> 「勉強するぞ」と時間をつくるのではなく、何かのついでに勉強もしてしまうというゆるさで勉強を始めてみましょう。歯磨きのついでに英単語チェック、お風呂の前はドリル1ページなど、今の習慣にプラスするのがポイントです。 「ついで勉強」のタイミングを決めたら、1週間は続けてみてください。1週間続けると習慣になって、やらないと気持ち悪くなるほどになる可能性も。保護者のかたは1週間は続けられるよう、声かけでサポートしてあげられるといいですね。 【体験談】合格した先輩の勉強法 ・すぐに終わる課題や好きな教科の勉強から始める。やる気になって難しい課題や苦手な教科の勉強も始められました。(徳島大学・総合科学部) ・スマホをリビングに置いて、自分の部屋で静かに勉強する。勉強はまずはやり始めないと続けるのは無理なので、まずは始めましょう。(千葉大学・法政経学部) ・ご飯を食べ終わったら、とりあえず勉強机に座って毎日少しでも勉強をするようにした。(長崎県立大学・国際社会学部)
【お悩み4:勉強しているのに結果が出ない……】 勉強をやってもやっても成果が出ないことは、つらいもの。「努力したって報われない……」とあきらめそうになってしまうケースもあるでしょう。こういった場合は、「1回解くだけ」の「やりっ放し勉強法」になっていないか、振り返ってみてください。 勉強は、1回解くだけではなく、前に間違えた問題を解き直したり、復習したりすることが大切。「前よりわかったかも」「この間は間違えたけれど、今回は解けた」といった成長実感を覚えることで、勉強が楽しいと思えるようになります。過去の自分に勝つぞと挑むつもりで、解き直しに取り組んでみてください。 また、小学校低学年などではバツがつくのを嫌がって丸付けを拒否したり、バツを見返したりすることが厳しいケースも。その場合は、バツを付けるのではなく、青で丸を付けるといった工夫がオススメですよ。 【体験談】合格した先輩の勉強法 ・間違えた問題のみ、何度も繰り返し解いていました。わからなかった問題に印を付け、1日のうちに何度か解く、1週間以内にまた何度か解く……といったことを繰り返して、効率よく定着させることができました。(神戸大学・医学部)