「集中できない」「暗記できない」お悩み別の勉強法をプロが解説!【体験談あり】
【問題を解きっぱなしにしている】 問題演習をしてわからないところや間違えたところがあったとき、どうしていますか? もし、「なぜ間違えたか」「どこがわからなかったか」を解決していないのであれば、要注意です。これだと、理解できていない部分がそのままになり、いつまでも同じところでつまずくことに。その結果、効率が悪くなってしまいます。 わからなかったところや間違えたところは、解説を読んだり学校や塾で質問したりして、早期に見直しをしておきましょう。また、つまずいたポイントが解決したら、再度同じ問題を解き直すことも重要。これにより、理解できたかどうかをチェックすることができます。 問題演習と解き直しを繰り返すことで、解法や知識がしっかり身に付いてきます。一見地道な作業ですが、結果的にこちらのほうが効率的。問題を解く際は、自分自身でフィードバックすることが大切なのです。
【漢字や単語をたくさん書く】 漢字や英単語は、書いて覚えることが大切。でも、必要以上に書かせすぎてしまっては逆効果です。一つの漢字を20回も30回も書かせていては、書くことが目的の作業になってしまいます。 一つの漢字や英単語は3~5回くらい練習すればOK。数を絞ったほうが「ここはハネる」「ここのスペルはこう」とポイントを意識しながら書けますよ。
お子さまのやる気を引き出すには「楽しい雰囲気で、巻き込むこと」が大事
最後に、「うちの子に合った、もっと効率のよい勉強法はないかな?」と保護者のかたが気になったときのコツをお伝えします。 大事なのは、お子さまをうまく巻き込んで、やる気にさせていくこと。 お子さまの意欲が高まっていないままでは、どんなに効果的な勉強法であっても、やらされ感を覚えてしまいます。お子さまの勉強の仕方が気になる際も、いきなりあれこれアドバイスをしなくても大丈夫。 とはいえ、保護者から勉強について話されるのは、どんなお子さまでも身構えてしまうものです。心のバリアを張ってしまうことのないよう「今日の授業で面白いことあった?」と勉強に関する楽しい話を引き出してみたり、「一緒に勉強スペースを片付けよっか!」と共同作業しながらそれとなく授業の話を聞いてみた入りできるといいですね。 もし、お子さまが勉強への悩みを話し始めたら、共感的に聞いてあげることを心がけてみてくださいね。アドバイスはそのあとでOK。 勉強の効率は、お子さま自身の意欲がカギを握ります。保護者のかたは、「楽しい雰囲気で子どもが勉強ができる」お膳立てをするスタンスでいられるといいですね。