県内企業の景気状況「下降に転じた」 原材料高騰が業績悪化に影響 長野財務事務所【長野】
県内企業の景気の状況について、長野財務事務所は「下降に転じた」と発表しました。 中小企業を中心に原材料の高騰が業績悪化につながっているということです。 県内企業の景気の状況については、県内182社に尋ね、回答の上昇から下降を引くことで算出します。 長野財務事務所によりますと、前回7月から9月期は2021年以来となる上昇が下降より多数となりました。 今回10月から12月期は前回上昇が多かった非製造業で下降が多数派になり、全体でも下降が多くなりました。 企業の規模別で見ると大企業と中堅企業で上昇が主流な一方、中小企業で大きく下降に転じました。 長野財務事務所清水正雄所長「運送費にしてもエネルギーにしても高止まっている印象があり各企業が工夫をしないといけない状況が続いている」 先行きについては来年4月から6月期に全体として上昇に転じる見通しということです。