キスや性行為で感染するヘルペスウイルスが「頭頸部がん」リスクに ベルリン医科大学
編集部まとめ
ドイツのベルリン医科大学らの研究グループは、「頭頸部がんとHSVの関連を調べた結果、HSV感染が頭頸部がんの発症リスクを高める」と発表しました。特に口唇がんとの関連が強かったということです。HSVの感染者は世界的に多いことから、今回の研究は注目を集めそうです。
監修医師:
上 昌広 先生(医師) 東京大学医学部卒業。東京大学大学院修了。その後、虎の門病院や国立がん研究センターにて臨床・研究に従事。2010年より東京大学医科学研究所特任教授、2016年より特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所理事長を務める。著書は「復興は現場から動き出す(東洋経済新報社)」「日本の医療格差は9倍 医療不足の真実(光文社新書)」「病院は東京から破綻する(朝日新聞出版)」「ヤバい医学部(日本評論社)」「日本のコロナ対策はなぜ迷走するのか(毎日新聞出版)」。