[身近な海で釣れる!]アジをルアーで狙ってみたら意外な釣果に驚いた!冬は大型アジも期待大!
水温安定+ベイトが潜む深場と河川絡みのエリアが有望!
横浜・横須賀エリアは東京湾内に位置するため、冬の水温は外海面より低い。 木村「きちんと水温のデータはとっていませんが、12月頃の水温は16℃くらいだと思います」 マアジの適水温は16℃~26℃と言われています。ギリギリですね。 [写真キャプション] ヒットルアーはミクスチャー・ピピシャッド+ミクスチャー・スタンダードヘッド0.3号(ともにジャクソン)。木村「カラーはクリアホロレインボー。バイトが深くて見えませんが(笑)。軽いジグヘッドで滞空時間(水中で漂う間)を長くとったら喰いました」
基準リグを決めて素早く的確に状況判断
キムソウさんが釣りを組み立てる際に最初に投げるリグがコレ。 《ミクスチャー・ピピシャッド、ミクスチャー・スタンダードヘッド0.9g》 木村「ピピシャッドは全長1.6inで見た目はマイクロシャッドテールですが、テールはブルブル動いてアピールするためではなく水受け。テールの抵抗でリグの存在感がわかりやすくなります。スタンダードヘッドの0.9gを基準ウエイトに、流れの速さや水深などその場の情報をいち早く集めて、次の手を打ちます」 木村「水温が低いなりに安定するところです。水温がころころ変動するところはアジが嫌います」 低いなりに水温が安定する場所。具体的には? 木村「一つは港湾部の深場。水深のある護岸などです。深場は外が冷え込んでも影響を受けにくいですからね。もう一つが河川の河口や明暗周り。夏頃からアジが川に入り出して川アジングのパターンがはじまりますが、1月頃まで魚が残ることが多いです」 [写真キャプション] ボトム(海底)でエサを捕食するアジ。深場を狙うために必要なジグヘッドをチョイス。 冬の河川は海より水温が低そうですが? 木村「低いです。でも冷たい雨や雪が降らない限り、低いなりに水温が安定。プランクトンなどが流れてきてエサも安定して捕食できる。だからアジも居着きます」 では深場に潜むアジのベイトは? 木村「ボトムでエビなどの甲殻類を食べています。釣る場所とベイトに合わせて釣り方をハメていけば、釣果は出ます」 [写真キャプション] 実釣時はクラゲ溜まりでアジのアタリが連発! ちなみに、実釣時は護岸角に溜まるクラゲの下でアタリが出てアジが連発。 木村「排水溝から水が出て(撮影時は停止)、流れの筋の脇に密集するクラゲの下に流し込んだら喰ってきました。クラゲが溜まるところはプランクトンも居る。エサが居ればアジも居ます」 アジングエキスパートの木村さんは、フィールドでどのようなゲーム展開で釣果を出しているのか? 誰もが実践可能な、冬アジ探しの3ステップを解説してもらった。