受注後の業務フロー整備+実践しやすいマーケティング施策のポイントとは?【基礎解説】
費用対効果の高い自社ECサイトを運営するには、ロイヤリティ向上やリピーター獲得、生産性の向上などが必要です(費用対効果の高い自社ECサイト構築・運営ポイントの基礎の記事はこちら)。そのための業務フローの整備、作成すべきコンテンツ、配信の自動化で手間なくターゲットに効率的にアプローチする方法などの基礎を解説します。
スモールスタート事業者向け、費用対効果の高い自社ECサイト運営の2つのポイント
SNS運用や広告配信などは売上向上に寄与するものの、コストがかかるケースが少なくありません。では、これからECを始める、小さく始めて利益率を高く維持したいと考えている場合、費用対効果の高い自社ECサイトを運営するためにどのような方法があるでしょうか? そのポイントは大きく分けて2つあります。 1. 日々の受注管理業務、顧客対応業務のコスト・工数を削減する 2. 削減したコスト・リソースをロイヤリティ向上、リピーター獲得施策に充てる ネットショップの担当者にとって、注文が入ることはうれしい半面、日々の受注管理業務や顧客対応業務は現場の大きな負担になりがちです。注文数が増えた場合でも対応できるよう、受注後の業務フローを事前に整えておくことが重要です。 受注後の業務改善が売り上げに大きく影響を及ぼすことはほとんどありませんが、顧客満足度の向上、追加対応といった不要な工数削減につなげられます。
運用方法の工夫や自動化ツールなどを利用することで、受注後の業務にかける時間・手間を削減。リソースなどを新たな売り上げを生むための施策に充てることで、結果的に業績拡大につなげることができるようになります。
自社のECサイトだけではなく、「楽天市場」「Amazon.co.jp」「Yahoo!ショッピング」などのモールECでも販売している場合、業務フローはさらに複雑になります。 受注後の業務は煩雑である一方、時間をかけたからといって売上向上が見込めるわけではありません。そのため、いかにコストを削減して効率的に業務を行うかが重要です。 受注後の業務が整えられていない場合、以下のようなリスクが考えられます。 ■ 人的ミスの増加 手動での対応が増えるとミスが発生しやすくなり、顧客満足度の低下や返品・交換の増加につながります。 ■ 業務効率の低下 注文処理や在庫管理が煩雑になると、作業効率が悪化し注文あたりの対応時間が増えるだけでなく、発送遅延など顧客体験に影響を及ぼす可能性もあります。 ■ コストの増加 業務効率が悪いと人的コスト・物流コストが増え、利益率の低下につながります。